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好感度と民主主義 [社会]

今日も、朝から曇って今にも降りそうな天候だ。梅雨明けはまだまだか?
雨を気にしながら、スロージョギング、ゴルフの日課もこなして、気分もスッキリした。

オバマ大統領の就任で、米国の好感度が相対的に上昇した事が、米調査機関ピュー・リサーチ・センターの世論調査で7月23日明らかになったという。オバマ氏の個人的な魅力によるもの
という見方が強いようだが、私は必ずしもそうばかりとは言えないと思う。
オバマ大統領の米国内での支持率は、60%を割り込んだという。オバマ氏も超人ではない。
国際社会が、相対的に米国の好感度を向上させたのは、民主主義の本質・根幹にたち帰った事
に、安堵したためだと思う。
民主主義の本質・根幹とは、“常に民主主義を拡張し維持・強化すること”であると思う。

人間であれば過ちや失敗はあるかも知れない。しかし、主義・主張の本質・根幹は、誤って失くしてしまうと、最早、それは別のものになってしまうので守らなければならないものだ。
民主主義は、民衆と共にあるが、その民衆に垣根を作り、守りに入ったらお仕舞である。
前大統領のイラク攻撃は、当時の情勢では止むを得なかったかも分らない。しかし、それを
隠蔽し、イラクの自主性を阻害する方向の政策を継続しすぎたのではないか?

米国は世界のどの国にも増して民主主義国家であるが、そのために多くの問題も抱えている。
先進国をはじめ、民主化を進めている国々は、米国の民主主義の本質・根幹が揺るぎない事で
はじめて、安心して民主化を進めていけるのである。
民主主義国家が、すべて米国のようでなければならない事はない。それぞれに歴史も風土も
異なるのだから、様々な形態の民主主義国家や地域が出来て当然である。
従って法律や言語・文化・習慣が異なるのも当然である。だが民主主義国家である以上、他の国や地域の法律や言語・文化・習慣を尊重し、互いに理解しあい敵対しないように努力すべきだ。

2001年9月11日の同時多発テロのように、本土攻撃を仕掛けた組織や地域、国家に対して報復攻撃をするのは止むを得ないが、法律や言語・文化・習慣が異なり理解できないと言っても、民主主義国家である以上は、理解するあらゆる努力をすべきであり、攻撃を受けないような相互理解の努力をしなければならない。このような努力こそ民主主義の本質・根幹だ。如何なものか。

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