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政治情勢・2 [社会]

2009年7月盆の政治情勢は、いよいよ面白くなってきた。自民党両院議員総会開催の署名集め
が完了し、幹事長に提出し、総会開催を要請したという。
昨日から今日にかけてのニュースショウは、どこもこの話題が大きく取り上げられた。
だがニュース解説者やコメンテータの、他人事のような発言が目立った。質が問われる。
それでも、皆さん同じような意見で、“皆で渡れば怖くない”式の発言内容から、彼らの
視聴者についてのイメージがどんなものかが垣間見えてくる。何たって視聴率様様?

一つは、民主党の不信任案を自民党が否決したのだから、今更、麻生降ろしはおかしい、と
いう筋論、2つ目は、昔は派閥の領袖や黒幕が調整したが今やまとまりがない。3つ目は、
両院議員総会は、フルオープンでテレビカメラも入る。そうなると恥を満天下に曝す。等と
いう意見が多かったが、そこから、底の浅い視聴者観が透けて見える。
*1 視聴者は、満場一致、全員賛成を理想と考えている。 *2 視聴者は、中身と体裁が
異なっていても、体裁でごまかす事を当り前と考えている。 *3 視聴者は、政治家の
中身ではなく、表面的な信頼感で政治家を判断している。 等というものである。

“満場一致、全員賛成は危険”という民主国家での常識を知らない人も居るだろうが、
ニュースショウに出てくるような、高度な知識人が???と思うのは私だけだろうか?
派閥の大物や黒幕が影響力を失ったのは裏金の枯渇だという。正に、政治献金規制法の効果
抜群であり、喜びこそすれ文句をいう筋合いではなかろう。民主党が、臭いものに蓋をする
のは、小沢前代表の怪しげな裏金のお陰なのだ。今や自民党は、真の民主主義国家における
政治家として、生みの苦しみをしているのである。民主党を一歩リードしている。

視聴者は、娯楽としてみているのだから、バカな解説者でも、コメンテータでも面白ければ
視るだろう。しかし視聴者は他人事で政治を考えているばかりではなく、色んなことを考え
投票するだろう。だから、真に政治を考え、大勢の意見をまとめ、正々堂々の政策で勝負する
自民党の姿を見れば、小沢の裏金で、こそこそ選挙に勝とうとしている民主党への流れも
少しは変ってくるのではなかろうか? 与謝野、石破両大臣は実に立派な態度だと思う。
国民も、誰が本当に民主主義国家の政治家に相応しいか?よく考えて投票してほしい。
自民党執行部も、総会を逃げるようではダメである。 如何なものか?

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