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感冒発症と対策 [大家族]

DSC090504ウイルス.jpg今朝の新聞(読売)に、感冒ウイルスと細胞との関係について、分り
やすい絵付きの解説記事が掲載されていた。しかし感冒ウイルス
による病気発症のメカニズムについて、全貌を明確に説明していな
かった。そこで、“転ばぬ先の杖” と考えて新聞の解説記事の絵を
転用(写真:クリックすると拡大する)させていただき、私の今までの
学習結果を以下にまとめておいた。世の中がゴールデンウィークで
浮かれている最中に、相も変わらず「流行性感冒」の話題など、
私の大家族も一顧だにしてくれていないだろうがまあ良い。

ワクチンは体内に侵入したウイルスを撃退する免疫抗体を作るためのものである。但し抗体が
ウイルスの種類に適合しない時は重症化する要因になる事もあるという。次にウイルスが体内に
侵入しただけではあまり問題にならない。写真にあるようにウイルスに侵入された細胞が
人体に悪影響する物質を生成し、またウイルスの増殖のために栄養を吸い取られて病気が発症
する。元々細胞に入り込むカギを持ったヘマグルチニン(H)は弱毒性で、鼻やのどの細胞を
こじ開けられるだけである。そのような部分的な細胞がおかしくなっても大事には至らない。
問題は栄養をつけて元気いっぱい細胞を飛び出し何十倍にも増殖し多くの細胞を痛めつけて、
ドンドン突然変異を繰り返すことで重症になっていく。

ノイラミニダーゼ阻害薬(抗ウイルス薬:タミフル、リレンザ等)はウイルスの増殖を防止する。
左の写真(ウイルス)の表面にある突起・ノイラミニダーゼ(N)を機能させなくして、細胞から
の移動を妨げる。時間を稼いで、免疫が抗体を作り出すという寸法である。
抗ウイルス薬は発症初期の36~48時間以内に用いなければ効果が薄いという。

重症になり、死に至るようなメカニズムはどのようなものか?これからは様々な情報を統合した
私の素人考えである。まずワクチン、抗ウイルス薬が間に合わずすり抜けて増殖したウイルスは
得意の突然変異を繰り返す。ヘマグルチニンは強毒性で全身の細胞に入り込めるようになり
肺炎などを起こす。強壮者が死に至るのは一般に強壮者に多い顆粒球(ウイルス担当でない)の
お節介で活性酸素を発生し細胞を破壊するからではないか。
強壮者も病気の時には、副交感神経優位の方が良いのでは? 如何なものか。

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