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イチローに思う [社会]

PN2009041601イチロー.jpg写真は米国時間15日(日本時間16日)、エンゼルス戦の7回右越え
に日米通算3085安打となる満塁本塁打を放った時のマリナーズ
イチロー外野手のもの。張本勲氏の日本プロ野球記録に並んだ。
数々の快記録を更新しているイチローに今更付け加える事等ないが
この機会に書きとめておきたいことが1つだけある。

それは、MBL移籍のシーズンオフ、野球評論家がイチローの
移籍に対して婉曲な言い回しであったが否定的な見方をしていたことである。
大リーガー達からみて細身のイチローに、野手としてシーズン中に連続出場できるかどうか
さえ危ぶまれていたのである。私もその予想にはなるほどと頷いた記憶がある。
その予想をはるかに上回ってイチローがMBLに移籍した2001年から200本以上の安打を量産
し続け、張本の最多安打記録に並んだのである。しかも満塁ホームランで決めたという。
もはや、イチローは “神格化” されつつあるだろう。そうされて当然なのかもしれない。

年々歳歳、能力を更に引出し、さらに野球が好きになり、自分の全生活を野球にかけること等
人にはなかなかできない。だから民衆が勝手に神格化するのだが、そういった流れに関しては
あまり望ましいこととも思われない。
私は、王やイチローをはじめ、古今東西の偉人、達人、賢人の偉業に魅せられ憧れる
のではなく、彼らの “志” から何を学びとるかが大切だと、いつも思っている。

そんなことを思っていた矢先、十勝で牧場をしてチーズや生ミルクキャラメルで成功した、
タレントでもある田中義剛が “徹子の部屋” という番組にでていて十数年前の録画を振返り
自分の半生を物語っていた。なかなか良い話に感心した。 それで彼のことをネットで検索
してみたら、結構、悪口を書かれていた。誰にでも欠点はある。こういうのを読んでいると
思い過ごしかも知れないが、“出る杭を打つ” 日本的な狭量さを見る思いがする。
それで、イチローの悪口もあるのだろうかとネットで検索したら結構でてきた。
但し、内容に具体的なものはあまり見当たらず、実態の明らかではない“イチローの悪口”を
弁護しているのが多かった。神格化対象に格上げされると、“出る杭” ではなくなるようだ。
一般成功者とイチローとの間には、「神格」 という大きな溝がありそうだ。 如何なものか。

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