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第46回衆院選結果の感想 [社会]

今日は、第46回衆院選の結果について、概要と私の直感的な感想と共に、先日来三回に
亘って書いた予想と、その結果とを対比しながら、衆院選の今後を考えたいと思う。
先ず、結果概要》
 自公の圧勝。自民党:294議席、公明党:31議席、合わせて総定数(480)の2/3を
超える325議席を獲得した。民主党は公示前の約1/4に落ち込む57議席の歴史的な惨敗。
日本維新の会は54議席で第3党に躍進した。小選挙区推計投票率は59.26%と過去最低?
直感的な感想》
 投票率の低下が、自公の勝利に拍車をかけた?自公への流れに不満をもつ分子が、
投票率を下げたと思う。なぜ、自公以外の第三極に投票しなかったのか?私の推定では
民主党の政治に絶望し、第三極にも多くを望めないと思ったからではないか?
簡単に言えば、政治への不信感?しかしもっと突き詰めて言えば、民主主義政治または
個人主義社会に対する失望ではないか?民主主義は個人主義をベースにしているから、
個人主義への失望感とも言える。 そんな中、日本維新の会が、第3党に躍進したのは
石原慎太郎、橋下徹など東京、大阪で一定の実績を残した首長が、中央官僚による地方
支配を問題にした点を評価した為だと思う。この件は、その他にも多くの人々の指摘が
あり、前回大勝の民主党の様な訳には行かなかったが、一定範囲の有権者を動かしたの
であろう。国民が少しは賢くなったともいえるが、民主党の時の様に、問題をすり替えて
いるだけである事に気付いていない人々も、結構居たという事になる。
予想との比較》
 一番大きな違いは民主党の議席予想で、序盤情勢は、公示前勢力(230)の半分以下と
いう指摘が、終盤予想では民主党は80議席を割る大幅減?と、結果を見通せなかった。
マスコミは、民主党が余ほど好きと見えて、希望的観測を捨て切れなかった?
いずれの予想も、調査において約3割が投票する候補者、政党を決めておらず、激戦区は
どう転ぶか不確定要素が大きいと予想されていたが、結局、大きく外れたのは民主党。
民主党の減少分が、自公に振り向けられたという結果に終わった。
 マスコミは、余程、自公がお嫌いの様子である。マスコミのこの浅薄な欧化思想が、
日本の本質を、国民の目から逸らし、日本の真の内発的開化を疎外していると思う。
今回の自公への傾斜も経済対策への期待と、マスコミでは言っているが本当か?その様な
目先を変えて国民を騙す政治ではなく、実直に国民を信頼して国民の主体を育て、そして
国民主体を尊重する政治が大切ではないか?日本で欧米・個人主義を定着するのは困難?
日本人には、家族や各種団体との一体感等で、民主主義の基本・個人主義の危険を旨く
回避している人々もいる。人々の様々な工夫を大切にすべきである。如何なものか
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