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第46回衆院選公示日 [社会]

今日(2012.12.04)第46回衆院選が公示され、16日の投開票に向け12日間の選挙戦を
スタートした。原発政策の在り方、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の是非、
消費税増税の正否などを争点とする選挙だという。
何だか、現実に足のついた議論ではなく、空中戦のような気がする。
衆愚におもねる政治とは、こういうものか?という感想しかない。

午後2時5分現在の共同通信集計では、全国300小選挙区に計1287人、11ブロックの
比例代表(180議席)と合わせて、重複立候補を除く1483人の立候補が受理された。
最終的には現行制度で最も多かった1996年衆院選の1503人と同規模の見通しという。
三年前には、二大政党政治と言っていたが、今回は一転して現行制度最多の12党乱立。
これもまた、衆愚政治を絵に書いたような茶番劇でしかないのでは?

私は、明治維新(1868)から第二次世界大戦敗戦(1945)までの約80年間の経緯と
敗戦(1945)年から現在に至る経過が、非常に酷似しているという説を採っている。
悲劇が起こると最も打撃を被る無力な人々が、衆愚である以上、マスコミはじめ多くの
有力な民衆が、エゴを発揮して甘い汁を吸う権力争いに終始するしかないだろう。

今の日本には、愚かで無力な人々に甘言を弄する人々しかいないのか?
漱石は、真の哲学者、科学者、芸術家は、世におもねることなく、徹頭徹尾、自分本位に
なしたものの結果が、人の為になることがあるが、それが貴重だと書いていた。立派な
禅僧(良寛)などもこの類に入るだろう。そういう人々が、間接的ではあっても、
愚かで無力な人々を元気付け、向上心を刺激し、成長を促したのだと思う。

しかし今や理想主義の世の中から、現実主義の程々の幸せを目指した世の中に変わった。
賢く有力な人は、現実主義的な生き方を心得て、人間関係を大切に上手に生きていく。
そういう人々は生活を大切にして、立派に生きていくだろう。或いは、権力闘争の中に
生きていくだろう。だが自分本位になすのではない並みの哲学者、科学者、芸術家ばかり
で、真の哲学者、科学者、芸術家はいなくなってしまったのではないか? 
また愚かで無力な人々は、理想主義的に教育されないから、自ら学ぶ力がなければ
現実主義的な生き方を知らされず、ぬるま湯の中で育つことになる。だから、
愚かで無力な人々は何の向上心も感じる事ができず、毎日を流され続ける。そして
そういう人々が増々増殖した結果、衆愚政治が世を席巻する結果になった? 如何なものか
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