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梅ちゃん先生スペシャル(後編)感想 [物語]

梅ちゃん先生スペシャル(後編)の結末は、見え見えで意外性がない。
従って見所は、物語のプロセス、即ち話の展開が、ポイントになる。例えば、
◎山倉(満島真之介)と弥生(徳永えり)が、研修生・神田真澄(小林涼子)を第1触媒
 として少し反応しはじめたが、どんな条件で目的レベル(結婚)までの反応に至るのか?
◎信郎(松坂桃李)の浮気疑惑は、晴れるに決まっているが、どんな外面的条件および
 内面的条件(梅子(堀北真希)・信郎の心理的要因)で納まるのか?
 特に、私がフログ「続・梅ちゃん先生スペシャル(前編)感想」で書いた“信郎の不満”
 について、どの様な解決策が提示されるのか?
といった点が、特に注目された。

信郎の浮気疑惑については、さらに最悪のパターンに至るプロセスから始まる。
信郎が小細工をして、映画の入場券がポケットにある理由を若者の急場を助けた結果だと
説明した。光男(野村周平)が和也(滝藤賢一)から千恵子(宮武美桜)との密会嫌疑を
受けているのを帰路に見かけ、証拠の入場券を旨く隠したというのである。
下村・安岡の両親などの追及はそれで一応けりがついたが、その口裏合わせのための
和也との電話を梅子に聞かれてしまい、ついに夫婦喧嘩も最高潮の修羅場となった。
梅子が、信の「信じてくれ」の一点張りに、「開き直る気!・・こんなんじゃ夫婦として
やっていけない!」という、キツイお言葉。(しかし堀北がいうと何だか可愛い!)

そこで遂に信が言った。「(信の魂のこもった部品の入っている新幹線・山川さんは
新幹線を見たいと言ってくれた) 梅子は何で言わないんだ?どうでも良いのか?」
山川厚子(臼田あさ美)に露ほどの浮気心もない梅子一筋の信ではあったが、だからこそ
梅子の新幹線に対する無関心が、自分への無関心(無関心は愛の反対語:マザーテレサ)
ではないかと淋しかったのである。厚子が取材で興味をもち立派な記事にした事は、最初
新米でがっかりした分、大きな期待を持って取材に応じた信にとって余計嬉しかった?
信の(男なら普通なかなかいえない)本音が炸裂して夫婦危機のピークは乗り越えた。
後は、あの映画の入場券の顛末に関する絵解きである。それは厚子がやってくれた。

梅子と信のその後の展開は、山倉と弥生の展開と同時並行的に進んでいく。
弥生の気持は、第一触媒・神田真澄によって山倉へと傾くが、山倉はなおも気を引こうと
真澄とコンサートに、それに反発した弥生も医専時代学園祭の芝居で知り合った伊藤と、
同じコンサートに行く予定になっていた。(この後の感想は次回に続く)如何なものか
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