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梅ちゃん_104回・見合とは [物語]

昔は結婚のプロセスは見合が中心だったが、戦後の急激な進歩主義の進展で、恋愛が
急激に伸び主流になった。しかし見合も随分見直されてきて現在に至っている。
戦後における見合に関する評価の変遷を研究するといろいろ面白い事が分かるかも?

さて今日の「梅ちゃん先生」では、梅子(堀北真希)と信(松坂桃李)の関係について
意味深長な会話があった。その第一は、陽造(鶴見辰吾)が、二人を前にして話した
「お前達(二人共に見合するという事だが)、それで良いのか?」が、建造(高橋克美)
の帰宅で中断。その後、梅子が陽造に話の続きを催促したが、陽造はそれに答えずただ
「自分に嘘をつくな!」と言って立ち去った。第二は、母・芳子(南果歩)が、見合を
すべきか?結婚すべきか?迷っている梅子に信との結婚を仄めかす様な発言があった。

陽造の言葉は、梅子と信が似合いのカップルだから、見合の勧めに乗せられるな!という
意味にも取れる。しかし、梅子と信を特別なカップルと見なさなくとも、陽造が見合に
否定的な意見を述べる理由を考えることは可能であると、私は思う。
それは当時(昭和30年頃)と現代との見合に対する考え方の違いである。当時は見合中心
だったが、考え方は進歩的で、恋愛結婚が理想だと思われていた。陽造は年配あったが、
進歩的考え方に近い?梅子や信もまた、新しい生き方を模索してきたのでは?
陽造は若い梅子や信が後々、後悔しないように、一般論として見合に反対したのでは?

芳子の発言も、最初は梅子と信が結婚する事を望んでいる様に聞こえた。しかしよく吟味
すると、現実問題として信のお嫁さんの条件(家事も工場の手伝いも出来る人)を、信の
両親から聞かされた芳子は、梅子に所詮は無理なご縁だと言っているみたいだった。
芳子は、信の真っ直ぐで裏表のない性格に惚れ込んでいる様子だったが、性格だけでは
結婚できないという事の様である。

今日のお見合いの話から分析した結果は、増々、梅子と信とのカップル誕生は難しい?
どうも話が、埋め草的な時間つなぎの様に思える。
やはり松岡(高橋光臣)の米国留学完了につなげるのではないか?と思われるが、
如何なものか
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