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梅ちゃん先生_第12週・松子と加藤 [物語]

松子(ミムラ)と加藤(大沢健)の関係に思いを巡らそう。先週と今週の初めだけを見ると松子に
結婚を申込んだり申込を取消したりする加藤は、随分軽率な男に見える。しかし二人の出会いは
2年以上前の昭和25年。松子と加藤の縁には松子の元婚約者・智司(成宮寛貴)が関っている。
加藤が、最初に下村家を訪ねた理由も、単にお世話になった智司への感謝だけではなかった
のではないか?明日をも知れぬ戦場で智司が、写真まで見せて語った松子の事が、余程
印象に残ったと見える。加藤は昭和25年に会いに来た最初から、松子を結婚の相手として
考えていた?初対面で松子に一目惚れ?松子への加藤の思いは、それ程深かったのでは?

下村家に新築を提案したのも、下村家との関係を深めたい為ではなかったか?加藤は、松子が
お見合すると聞いて、松子の心の中で智司についての整理がついたと悟った。そしてお見合を
断ったと知って決死の覚悟で申込んだ結婚である。そんな思いを捨てても、申込を取消す理由
とは何だったのだろうか? 一昨日のブログに書いた“闘病生活の母親を抱えて結婚を申込む
事は、嫁に母親の看病を押付ける事になる”という理由は、梅子(堀北真希)を納得させる
表向きの理由?梅子から申込取消しの理由を聞いて納得できず、松子自身が加藤から聴いた
本当の理由は、松子を良く理解した素晴らしい理由だった。加藤は言った。「松子さんは
好きな人の母親が病気だからって結婚を躊躇う様な人じゃあない」「貴女が僕の事を好き
じゃないから断ったとしても、まるで母親が病気だから断った冷たい女の様に思われる」と。

梅子世代以上の日本人は、本当に深い思いやりの精神に溢れていたのだと感動してしまう。
加藤のこの素晴らしい言葉を聴いた後の松子のリアクションが、本当に良かった。
松子「お気遣いありがとうございます。ところであの件はどうなりますか?」
加藤「あの件って?どんな件?」・・・・堂々巡りの後・・・・松子「振り出しに戻りませんか?」
松子は、加藤の自分に対する並々ならぬ思いをしっかりと受止めたのだ。

今週のテーマ「大告白」の大団円は下村家の会食だ。建造(高橋克実)に招待された松岡が
梅子との交際を告白し、松子が加藤との結婚を告白した。加藤の深い思いに気付いた松子が、
加藤を好きになるのに、長い時間は必要なかった?松子は、加藤との結婚決意への経緯を
皆の前で説明した。梅子と松岡(高橋光臣)の掛け合い漫才も面白かったが今日は省略。
「あの人がお母さんを大事にするの見て良いな!って思ったの」「好きになったの!」松子の
こぼれるような満面の笑みが印象的だった。そして、松子の話をしんみりした顔で聴いていた
建造が、突然大声で「気にいらん!・・中略・・・俺は許さんぞ!」と席を蹴って別室に退散。
娘が二人共、巣立っていくのを突然、聞かされた父親の心境、よくわかる!如何なものか
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