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梅ちゃん先生 第8週-1 [物語]

この処、梅ちゃん(堀北真希)は、何かに取り付かれたとしか思えない状態だった。
簡単に言ってしまえば、あかね(宇野実彩子)の結婚宣言が「本音」ではない事に拘り
悲しみに取り付かれていたのだ。松岡(高橋光臣)と一緒に映画鑑賞に行きながら
別々の映画を見るはめになった事が、悲しみへの序奏曲だったのかもしれない。
その後、松岡から、「あの時、思い直して“活劇もの”に入らず“恋愛もの”を見た」
という話を聞いても上の空。あかねの複雑な人間心理に謎めいた恐れを感じた?

あかねの結婚宣言が本音でなかった事は、陽造(鶴見辰吾)の情報からハッキリした。
矢も立てもたまらなくなり、無理矢理あかねに会いに行く。そして、あかねの口から
実際の状況を聞く事によって、梅子は、少しずつ気持ちに落ち着きを戻していった。
その後、松岡から手紙が届いた。「・・・あなたの笑顔を取り戻せなかったのは私の力が
足りなかったから・・・今度会うときは笑顔で会いたい・・・」誠実?で優しい内容だ。

第43回と44回では、あかねと竹夫(小出恵介)の悲恋が大きなウェートを占めたが、
私は、梅子と松岡とのそれとない相互コミュニケーションに、大きな意味を見いだしたい。
松岡は恋愛物語の障害を、家柄など外的要因と自分の気持に素直になれない内的要因に
分析した。そして「あなたの表情を曇らせているものは内的要因?外的要因?」と問う。
梅子は「色々な事が重なって分からない。誰もが自分の気持に素直になれれば良い!」
と答え、松岡は、「現実とは、そういうものなのでしょうな!」と共感した。
私の思うに内的要因も外的要因も結局はつながっている。あかねが自分の気持に素直に
なれない大きな要因は、どうしようもない父親の大借金という外的要因があるからである。

梅子はまだ幼い。自分が素直にさえなれば、自分の気持に素直になれると思っている?
苦労を知らない、育ちの良い娘の独り善がりである。ロミオとジュリエットも幼い故の悲劇?
幼いことは純粋なこと。平均寿命30才位なら「純粋」で片付けても良いが、高齢化の
平均寿命80才ともなると、純粋なままで年老いても、世の中が立ち行かなくなる?
梅子も、竹夫も、そして松岡も、一連の出来事を通じて、成長していく必要がある。
松岡も手紙で梅子に伝えていた。「あなたの笑顔を取り戻せなかったのは私の力不足」
「今度会うときは笑顔で!」。松岡もさらに成長し、力をつけようとしている。
竹夫も、夢を実現する為に、更なる修業の旅に出た。そして梅子も一歩前進!
しかし「恋は盲目」という言葉もある。独り善がりといわれても、最後は自分の気持に
素直に突っ走るべきでは?松子(ミムラ)と真田(平岳大)の関係は?如何なものか
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