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梅ちゃん先生・14回に思う [思い出]

今日も春らしい暖かな日和だった。これから暖かくなる一方で、ホッとする私である。
それに引き換え、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」は、終戦の夏から冬になった。
食料も暖房もままならないのでは、冬の寒さは身にこたえるだろう。当時の暖房は
炭火の火鉢とコタツ、それに湯たんぽなどだったが、終戦直後はどうだったか?よく
覚えていないが、いつも青ばなを垂らしていたように思う。病弱の私は、病気勝ちの上
物は無い無い尽くし。両親は私を育てるのに大変な苦労をしただろう。改めて感謝。

「梅ちゃん先生」の中で、みかんの価格が、3個3円から10円に値上がりした話題が
姉の松子(ミムラ)から提供され、母親(南果歩)が、給料据え置きなのに物価急騰を
嘆く場面があった。給与生活者にとって、本当に苦しい時代だった。政府統計の
長期時系列データ平成17年基準消費者物価指数 中分類指数(全国)-年平均指数
【昭和30年~平成16年】における“果物”の平成17年(2005)基準消費者物価指数は
昭和30年(1955):18.4、平成17年(2005):100、従って物価上昇率は、5.4倍。

現在のみかんの小売価格は、スーパーで10個400円?1個1円から40円になった?
現在≒平成17年と仮定すると、昭和30年は、みかん一個7.4円、昭和20年から30年は
みかんの物価は、10年で7.4倍になった事になる。(みかんに平均指数を適用)
昭和30年(1955)→平成17年(2005)の物価上昇率は、50年間で、5.4倍に対し
昭和20年(1945)→昭和30年(1955)のみかん上昇率(仮定)は、10年で7.4倍
これは大雑把な計算で、余り根拠はないが、戦争直後の厳しさを少しはうかがえる。

そんな厳しい社会的状況の中で、ノー天気な梅子(堀北真希)は、女子医専を目指し
勉強を始めるが、女学校1年生で習った「因数分解」からしてチンプンカンプン!
友だちに戦争で学ばなかったからでは?と問うが、1年の授業はチャンと受けていた。
私は、この話題を聴いて、ブッ魂消てしまった。ノー天気梅子の真骨頂?しかし
女学校の節子先生(中村ゆり)は梅子の真意を既に読み取っていた。自分が師範学校
を受験した当時の家族との葛藤を重ね合わせて、梅子に力を貸す様子だった。
私は患者として多くの医者を見てきたが、医師不適合者と思われる人に何人も会った。
「因数分解」が分からなくとも、医師不適格の医者よりも医師適格の医者が良い。
臨床医に「因数分解」は、必要とは思えない。従って紆余曲折はあっても、梅子は女子
医専には合格する?物語だから?戦争で学業を犠牲にした受験生達だから試験は学業
よりも人柄(適格性)を見たのだと思う。梅子は医者に合う人なのだ! 如何なものか
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