SSブログ

消費税増税に正義はあるか? [社会]

古い話を持出して恐縮だが、民主党、社民、国民新は、連立時に3党合意文書を作成した。
政権交代直後の2009年9月上旬の事だ。その中に「消費税率の据え置き」という項目が
10項から成る項目の第2番目に書かれている。今朝の新聞で国民新党代表の亀井静香が、
党議員総会と記者会見で、「民主党は地獄に堕ちるしかない」と、語ったそうである。

社民が離脱した後の3党合意に意義があるのか?という疑問はあるが、現実問題として
民主党のホームページには3党合意の経緯、合意文書の内容が現在も掲げられている。連立
政権内に残っている国民新党も尊重しているのだから、現在も有意義と見做すべきだろう。
それを無視して、消費税増税のための法改正を、野田内閣は何故言出したのだろうか?
しかも今月中に法案を提出するという。野田内閣の成立は2011.09月、まだ半年である。
私の様な一般人から見ると、民主党と野田内閣は気が狂っているとしか思えないのである。

確かに民主党が政権を盗ってから二年半、大震災も起こり状況が変ったと言いたいだろう。
この様な国難の時には超法規的措置も止むを得ない等と、国士気取りで思い込んでいる?
しかし今のご時世は、民主党や橋下の様な政治家が、明治維新の国士を気取って操れる程
柔な国ではないと思う。日本は国の借金を上回る家計の金融資産がある。そして日本は、
世界最大の対外債権国であり、対外純資産は2011.09末、二百五十兆円に上るという。
東日本大震災が起こったにもかかわらず、円高に振れているのは日本が世界の金融市場を
支えているからである。現代日本は、幕末・明治の頃とは全く違う堂々たる国家なのだ。

だから「超法規的措置」等は必要ないのである。私がその様な意見を書けば、大国意識だ
といって、現代の日本を「茹で蛙」に譬える人もいるだろう。確かに大国意識で安閑と
していれば、危険な事はよく承知している。そんなに長時間を掛ける話ではない。
民主党は、ばら撒きマニフェストで政権を盗ったが、その約束を果たす事もなく、然も
現実政治では連戦連負。大震災では“放射能の恐怖を煽る”という、政治家として最も
してはならない事を仕出かした上、連立政党から「地獄に堕ちるしかない」との御託宣。

民主主義というのは手続きによって成り立つと言われるが、もっと根本的な条件がある。
無茶苦茶な嘘つきでは成立しないのだ。速やかに解散して国民の信を問うべきである。
そして国民は、“放射能の恐怖を煽る”風評被害と同様、「維新」等と大言壮語を用い
国民をたぶらかそうとしている橋下の様な政治家を選ぶべきではない? 如何なものか
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。