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信頼が崩れる時とは? [閑話]

今日は昨日と異なり、真っ青の秋晴れで爽やかだった。
しかし当地の太陽光線はエネルギッシュなのか、日中の気温は高かく、散歩で汗をかいた。
 鳥取散歩で入手した資料の中に、戦国時代の様子が、わかるものがあった。
「尼子氏と戦国時代の鳥取」という小冊子である。
戦国時代というのは、下克上と表現されているが、その実態は私にとって謎に満ちていた。
この本を半ばまで読んで、少しわかったことをメモしておきたいと思う。

戦国時代は、室町幕府による支配が機能しなくなったための社会的混乱で、改革ではない
と思う。幕府政治は明治まで継続されたことが、それを、何よりも雄弁に語っている。
例えば現代日本の政治的混迷は、制度的な問題ではなく、自民党の政治統制力が無くなり、
政党間の信頼関係がないから、社会的に混乱しているのに似ていると思う。

戦国時代が、社会的混乱であり、群雄割拠したのはわかるのだが、その状況が百年以上も
なぜ継続したのか?という事が、今ひとつわからなかった(勉強不足に過ぎないのだが)。
この本を途中まで読んで、その理由の一端をうかがい知ることができた様な気がする。
その理由は、信頼関係の崩壊である。
例えば、応仁の乱のキッカケは、有力守護大名の跡目争いによる内紛が、発展した。
また、有力守護大名・大内氏は、重臣・陶隆房(スエタカフサ)のクーデターで滅びてゆく。
尼子氏も、叔父-甥(総領)の意見対立から、自軍の最大軍団である叔父の軍団を滅ぼす。
意地なのか、見得なのか、獅子身中の虫ではなく、自らの手足を食ってしまう愚かさだ。
また群雄がなかなか纏まらないのは、様々な国が流動的に連携して、大国を牽制するためだ。
要は、様々な国々が、相互に真の信頼関係を築けないためであると思う。現代日本で話題の
大連合等は戦国時代の流動的連携。現代の政党も、戦国の群雄によく似ていると思う。

信頼関係崩壊の理由は色々あると思うが、私は「価値観が共有できない事」だと思う。
そしてその障害は、「欲」だと思う。異なる価値観の上に、それらを統合できる価値観を
描けるかどうかは、相互の「欲」の調整が可能かどうかにかかっていると思う。

今日、録画していた映画「お引越し」(1993年制作)という古い映画をみた。
可愛い娘は、父母の喧嘩を我慢しているのに、父母は何故、離婚しないと我慢できない?
父母が離婚するのか?しないのか? 実は、都合で最後まで映画を見ていない。
親子の価値観を統合できるか否かは、親子の「欲」の調製可否で決まる。如何なものか
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