SSブログ

おひさまと教育 [閑話]

NHKTV小説「おひさま」の第13週は、激動する時代を象徴しているようである。
特に、陽子(井上真央)の職場である小学校(国民学校)の教育内容は激変する。
陽子先生の指示で、新しい教科書を墨で削除するシーンも映し出された。
噂には聞いていたが、具体的な教育内容を変更する方法で、これほど稚拙な方法はない。
私が入学した年の前年から新制度になっていたから、墨塗り作業には縁がなかった。

そんな激動の時期、陽子は先生を辞めようと考え、恩師で同僚の夏子先生(伊藤歩)に
相談する。今日(第77回)は、夏子先生の陽子に対する厳しくも優しい説諭が行われた。
「・・・国のためによろこんで命を差し出す人間になれと教え続けてきた。でも戦争に負けて
 世の中が変わった。教えることも変わった。だからといって 今迄のことはなかった事の
 様に、ころっと変わるなんて無責任。それはすべきではないのではないか?」
「・・・私には責任があるもの。だから逃げない。」
「つらい方を選びなさい、責任を感じているなら。胸を張りなさい!」
「貴女はいつだって子ども達のことを見、考えていた。それは私が一番良くわかっている」
「私達の様に世界や社会のことを何も知らずに騙されてしまわない人間を創れば良い。
 それが、私達の仕事でしょ!」

許婚を原爆で亡くした夏子先生は、その艱難を、己を磨くために活かそうと決意した?
10歳の陽子(八木優希)の同級生・ユカ(荒川チカ)が、憧れた先生だけの事はある。
夏子先生の説諭の中で、気になる一節が、「私達の様に世界や社会のことを何も知らずに
騙されてしまわない人間を創れば良い。 それが、私達の仕事でしょ!」である。

先生とは、生徒にとって中立的な立場の賢明で信頼のおける相談相手(メンター)だ。
夏子先生や陽子先生の戦後の活躍が、メンター的なのか?日教組的なのか?興味深い。
日教組の「国歌・国旗」反対に象徴される政治的運動などは、大間違いだと思う。
民主党・菅内閣を頂いている日教組は、民主党や政府に対して自由にものが言えるか?
今の民主党や政府も、多かれ少なかれ戦前の日本的空気が支配している。
こういう政党が、正しい政治をするという保証があるか?本当に国民を騙さないか?
そんな保証は何処にもないのではないか? 問題は軍国主義だけではない。バラマキで
国家財政を破綻させる可能性もある、という事。先生は、与党とも野党とも仲良くして
多くの人材と交流し研鑽努力して広遠な洞察力で皆に信頼されるべきである。そしてまた
そういう人材を一人でも多く育て、社会の砂状化・流動化を防ぐ事である。如何なものか
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。