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「おひさま」第10週_② [物語]

「おひさま」の第59回(金)は、陽子(井上真央)の空襲警報の初体験話があった。
この経験が、ご近所へのお披露目(普段の付き合い)のキッカケになったという筋回しだ。
その直前 徳子(樋口可南子)が陽子を思いやり、陽子としみじみ語り合う場面があった。

前日から新しい家族になった陽子と姑の徳子。和成(高良健吾)の居なくなった空白を
痛切に感じていた二人は、これから、どのように暮らせば良いのか?迷っていた?
徳子は、自分のこと(家付きの娘で養子をとった身)を打ち明けて、「私はお嫁さんのことは
分らない。だから、嫁を貰ったのではなく、新しい娘ができたと思う」と、語りかける。
「娘だから遠慮しない、気も使わない、怒るし八つ当たりもする。そんでも良いかい?」
陽子「うれしいです」。徳子「良かった。それじゃドンドンケンカしよう。」 そして
改まった口調で、「私と陽子、良い組み合わせだよね、キッと!」間をおいてしんみりと
「娘を亡くした母親と母を亡くした娘と。」更に言葉を継ぎ「世の中は大変だけど、家の中だけは
笑ってよう!そうすれば大抵の事は乗切れるよ!」のセリフの終わった直後に空襲警報!

陽子は初の空襲警報に動転してしまう。なにせ、安曇野にはなかったという。陽子が家族と
住んでいた所は、相当な田舎だったのでは? 本当に松本から通える場所だったのか?
徳子から一番大事なものをもって行け!といわれ、陽子は和成の湯飲み茶碗1個をもって、
防空壕代わりの丸山家のむろに入った。むろには氷用と麹用がある。丸山家は蕎麦屋だから
麹用であろう。町内の数十人が入るむろを持っているのだから、丸山家はご大家である。

避難した陽子は空襲の恐ろしさに身をすくめていると徳子から訓練だと明かされる。しかし
隣家のお姉ちゃん・宮沢節子(白川由美)は風呂に入っていたというから抜打ち避難訓練?
これでは本番・訓練を咄嗟に区別はできないから真剣にならざるを得ぬ。従って、陽子には
真剣に取組んでもらうために学校勤務中に来た訓練予告のことを知らせなかったという事?

私は4歳になる直前終戦になったが、その終戦前に防空壕に避難した帰路、近所が焼失した
のを見た記憶がハッキリ残ってる。夜明け前?道路際は鎮火し下火だったが、大規模な火事で
暗い中の火が鮮やかで幼い脳裏に刻み込まれたのだろう。2007.11.22のブログにも書いた。
私は当時の避難に関し他に何にも思い出せなかったが、このおひさまの避難訓練を見ていて
何となく思い出した事がある。防空壕の暗い中で大人たちが結構明るい気分であったことだ。
ドラマの様な軽い冗談を言っていた雰囲気ではなかったか?暗い防空壕の中で怖がりの私が
結構リラックスしていた?当時の大人たちは窮地に立つほど余裕を見せた?如何なものか
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