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「レベル7」のその後 [社会]

福島第1原発事故で、経産省原子力安全・保安院は12日、INES(国際原子力事象評価尺度)
の暫定評価を最悪の「レベル7」に引上げた件は、2011-04-17のブログで述べた。
この件の反応で、msn産経ニュース(2011.4.20)がまとめた主なものを取上げた。
1.「レベル7とのことでゾッとした。こうなったのも菅直人首相の責任ではないか。
  『菅首相よ、辞めろ』と大きく書いてくれ」
2.「事故発生から1カ月以上たったこの時期に発表するのはおかしい。センスのなさ露呈」。
3.「原発事故は人災である。政府はあまりにも甘く見すぎていた。事故発生直後に世界中の
  知恵と経験を福島に結集させるべきだった。菅首相はメディアを通じて東電の責任を強調
  東電を批判しているが、信用できない。保身ばかりはかる菅首相をいち早く取り換えて、
  決断力のある首相のもとで日本の復興を進めてほしい」
毎日jp(2011.4.25)は、
福島第1原発事故では37万~63万テラベクレルとチェルノブイリ原発事故の約1割(政府発表)
で、経済産業省原子力安全・保安院は「大半は原子炉内に閉じ込められている」としている。
しかし内閣府原子力安全委員会によると、事故から約1カ月後の4/5時点で1日当たり
154テラベクレルが放出されている。今も本来の冷却システムが復旧されず、余震による影響や
水素爆発が懸念され、新たな大量放出も起こりかねない。と報道している。

以上の様な報道を踏まえて、各種の情報から私の見解をまとめておきたい。
1.政府の発表は、2011.3.18に「レベル5」を発表。その後、28日を経て一気に「レベル7」
  これは不自然。「日本人はウソをいわないが、部分しか語らない」の実例であろう。
  2011.03.25に、朝日新聞が、放出された放射能の推定量から「レベル6」を発表した。
2.チェルノブイリ原発事故の約1割という政府発表も?マークが付く。
  1986年のチェルノブイリ原発事故「レベル7」の実際の放出量は約180万テラベクレル。
  推定量だから、各種の数値がある?だろうが、約1割と言い切れるのか?
3.福島第1原発電2号機の取水口付近から高濃度放射性汚染水が海に漏洩した件で、
  流出量の推定量=4700テラ(テラは1兆)ベクレルと推定した。また東電によると、
  原子炉には4月11日時点で9200万テラベクレルの放射性物質が残っているという。
4.毎日jp(2011.4.25)の報道では、154テラベクレル/日で、放射能は垂れ流し?

セシウム換算 1兆ベクレル=1.3万シーベルト。人体影響として毎日200万シーベルトに
相当する放射能が、福島原発から放出されているのである。数百ミリシーベルトで有害?
既に放出された、37万~63万テラベクレルは、48億1千万~81億9千万シーベルトに相当。
薄まって、人体に影響が出ないようになるのか? 如何なものか。
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