SSブログ

花見宴会自粛の是非? [閑話]

私は、昨日酒津公園に花見に行ってきた時点では、花見宴会自粛を詳しくは知らなかった。
そんな中、岩手県の日本酒 南部美人の蔵元2代目が東北の酒や名産を花見宴会で消費して、
応援してほしい!とyoutube動画で呼びかけたことを、昨夜のニュースで知った。
また、花見宴会自粛が、都知事選の争点になるような勢いで取上げられていた。

花見宴会自粛は、石原都知事が言い出したことらしい。その理由を整理すると
1.東京都の上野公園や井の頭公園は、夜桜のための照明などの電力消費が馬鹿にならない?
2.また、仮設トイレは被災地に運んだため、確保が難しい状況にある?という。
まあ、東京は人口密集度が半端ではないから、電力消費や仮設トイレも桁外れなのかも?
その代わり、宴会中止による外食産業や、観光産業への影響も半端ではないだろう。

花見宴会自粛というような問題は、都知事選の争点になるようなことではなかろう。
政府にリーダシップがないから、元々主体性のないマスコミも、ネジが狂っているのでは?
私は、石原都知事の先見の明を評価する。都は、計画停電が始まった14日以降に自粛要請を
始めたという。打つ手が早いのである。民主党政権のお座成り災害対応とは次元が違う。
しかも、都知事選の真っ最中の3/29に、自ら記者会見で、「桜が咲いたからって一杯飲んで
歓談するような状況じゃないと思いますよ。少なくとも夜間、明かりをつけての花見なんて
自粛すべきだと思っております」と憎まれ口?憎まれっ子を引き受けるのもリーダの役割!

政治とは、何を優先し、何を犠牲にするか?の決断である。そういう大きな方針をキッチリ
打ち出した上で、リーダ自らが責任を引き受ける。そして様々な紆余曲折があって、適当な
落しどころに落しこんでいくのが政治である。政治は方針のない意見の寄せ集めではない。
国民皆を喜ばせる事など出来ないし、最少不幸社会など「絵に描いた餅」でしかない事は
今回の大震災が証明している。人災や自然災害によって、大きな不幸が発生するのである。
統計などをいじくっていて、立派な政治など、できはしないのだ。

より大切な方向を普通の人にはできない早さで選択できなければ、高位の政治リーダとして
一文の値打ちもないのだ。高位の政治リーダは、自己の人生経験で培った心、胆力、謙虚さ
をフル活用して、犠牲にするものを選択することが、最も大切な仕事なのだ。
政治家に社会を最適化など出来ない。その時々に、進路を決めることしか出来ないのである。
石原都知事の決断は間違っていないと思う。悪影響のある人々には、また手を打てば良いし、
酒を消費するなら、花見でなくとも良いのでは? 如何なものか
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。