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野球は見世物? [閑話]

東日本大震災によるプロ野球の開幕延期問題が大きな話題になっている。
どうも節電啓発に格好の標的として槍玉に上がっているというのが妥当な見方では?
デイリースポーツでは日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神・34)と、蓮舫節電啓発等
担当相(43)との共闘という報道だったが、今日の日本野球機構の加藤コミッショナーとの
会談は、蓮舫担当相との二者会談だったようだ。

今日の日刊スポーツ・フラッシュアップというコラムで大谷昭宏が、やはりセ・リーグの
開幕延期について、厳しく指弾していた。たった4日間延期という茶番劇の裏には、予想通り
ナベツネ(渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長・84歳)がいたという。この方は新井会長ら
の言葉を、「俗説」と、切って捨てた? ナベツネへの手厳しい批判が面白かった。
大谷昭宏の手厳しいナベツネ批判が面白かった理由は、彼が元読売新聞記者だったからだ。
雲の上のお人とはいえ、元上司に物申すのには勇気がいる?

加藤コミッショナーは駐米大使までしたお偉い方らしいが、「野球が出来るぐらい落着いて
いるというメッセージを世界に向けて発したい!」と言ったそうな。ネットで詳細な情報が
飛び交っている現代に、随分と浮世離れしたことを仰る方のようだ。

大相撲については、“所詮、見世物”と、言い切った人がいた。
「見世物」とは、昔の感覚では、女・子どもの喜ぶものであって、世の中を動かす大勢には
影響の少ないものというニュアンスがあった?
しかし、現代では、女・子どもが大きな力を持ち、それにつられて、大の大人までが
「見世物」に影響されるようになり、「見世物」も侮れなくなったのだろうか?
それとも、野球は「見世物」ではないのだろうか?

東京ドームは加圧式だから、送風機の稼動も必要になるし、天然光も利用できない。
東京ドームの一試合の使用電力量は、一般家庭3千所帯の一日分に匹敵すると言う。
大きいといえば、大きい。家庭の停電よりは、野球の延期だろう。
蓮舫担当相や、高木文部科学相も声をそろえて、延期を要請している。プロ野球側の
決断が鈍いのは、日本のお家芸ではあるが、金の問題が絡むとなかなか難しいのだろう。
未曾有の大災害に遭遇したのだから、皆が少しずつ犠牲を払えばいい?と思うのだが。
それにしても、日本のガバナビリティは、大丈夫なのだろうか?如何なものか。
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【みなと】

motoさん
いつもnice!&コメントありがとうございます。
いただくお言葉が大変な励みとなっております。

ところで,プロ野球経営者の
世論とのズレの大きさには全くあきれるばかりです。
政治と同じで「音痴」の方には
いい加減「退場」してほしい気分…
by 【みなと】 (2011-03-23 13:12) 

moto

【みなと】さん
物欲以上に、名誉欲にまみれた人は、現実が見えなくなる?
なかなか、面白い光景です。
それはさておき、いつもnice!&コメントありがとうございます。
数少ない私は、特に励みになります。
by moto (2011-03-23 19:19) 

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