SSブログ

国会中継と政治記事 [社会]

今日の国会中継を見ていて、菅首相の答弁を聴きながら情けないなぁ~!と思った。
そういう思いが覚めやらぬ中、新聞や雑誌の記事を読んでいて面白い事に気付いたのである。

政治ジャーナリスト・藤本順一が、与謝野馨を入閣するよう菅首相を唆(そそのか)したらしい。
週刊朝日・2/4(2011)の「上杉隆×原口一博×藤本順一の政局鼎談」に、昨年11月から
一貫して、与謝野入閣を唱えていたらしい。菅首相は、その暗示にまんまと引っかかった?
藤本氏曰く、「菅さんの頭の中の構造がわかるんですよ(笑い)。必ずこう振れると」
一ジャーナリストに頭の中まで見透かされてしまうとは!しかも民主党の路線と違うのに
強引に引っ張ってくるとは、どういう神経をしているのだろうか?

新聞紙上の報道によると、与謝野氏は、'9年の衆院選で公認を受けた時、「当選後、離党などの
反党行為は一切行わない。」という誓約書に署名しているという。自民党の比例代表で議席を
得たのに、政敵である民主党政権と組んだ与謝野氏を、石原幹事長は、「平成の議席泥棒」だと
批判を強めている。与謝野氏の問責決議案で揉めるのでは?と、鼎談で原口一博もいっている。

新聞で、哲学者・佐々木中氏は、詭弁を弄する政権政党の対応から来る無力感について
「ナチスが出てくる時の雰囲気」になぞらえていた。他国になぞらえる必要はない。日本でも
第二次世界大戦前、1920年代、慢性的な不況、独占資本の形成、関東大震災、金融恐慌等に
よって、政党政治、議会政治への不信感が高まり、軍部独裁へと傾斜していく。

ここでよく考えなければならない事は、黒船がやってきた幕末や、資本主義経済や国際社会、
或いは日本人の経済力、知識・理解力が未成熟だった1920年代とは大きく異なる事である。
我々は、当時よりは賢くなっている?我々は、既に、自分達が不完全な愚か者であることを
よく知っている。人類は今だ民主主義よりもマシな政治制度を、考えつかない愚か者である。

そこで私はこう考える。民主党の政権はもう御仕舞いだ。だからといって政治不信になっては
いけない。それは「狭量な理想主義者」のする事である。現実的に実現しそうな理想を追って
国民はまた、負託すべき政治家を選択して考え方を正せばいいのである。国民が確りすれば
キッと信頼できる政治家は出てくるだろう。皆、それぞれの重荷を背負って生きているのだ。
自分は自分の責任を果たす。相互にしっかりと信頼を築く努力をする。如何なものか
nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

第177通常国会開催教育の重要性 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。