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与謝野氏入閣・光と影 [社会]

今日は24節気の1つ大寒。一年で一番寒さの募る時期である。
今日は今季一番の寒さではないが、午後の散歩で感じた風は、大寒の底冷たさがあった。
◎ 大寒や 菅再内閣 何処へ行く
たちあがれ日本創始者・与謝野馨が、離党し菅再改造内閣の経済財政担当大臣等に就任した。
衆参あわせて400人以上の民主党議員を差し置いて一本釣り?
衆議院選挙区が同一の前任者・海江田万里氏との交代は、選挙区選挙民の意向に反する?
(直前の総選挙では海江田氏が当選。与謝野氏は比例区での当選)
様々な批判要素を抱えた人事であるにも拘らず、菅首相は敢えてこの「火中の栗」を拾った。
自分は大火傷をしても、国民の利益を最優先した菅首相の健気な最後のご奉公なのか?
与謝野馨はそれほどの逸材なのか? ちゃんと筋は通っているのか?

以前読んだ2010.01.20発行の与謝野馨著「民主党が日本経済を破壊する」を改めて読んだ。
今日は奇しくも、著書発行から、丁度一年。何かのめぐり合わせ?
以前読んだときには、最後に締めくくっている言葉に感動した。
“日本の将来に責任を負う私たち国会議員は、高齢化という21世紀の大課題に対応した
福祉社会の実現に向けた「切れ目のない安心保障」の構築と、国民負担について、
「党派を超えて」共通の土俵に上り、虚心坦懐に一つの円卓につくべき時である。”

読み返してみて、与謝野氏の「民主党批判」の凄まじさを思い知った。それと共に、
閣内に与謝野氏を呼び込むという曲芸を敢えてした理由も改めて確認した。
それは、著書の最終(第七)章:「民主党よ、耳障りな議論から逃げるな」に集約される。
◎ 安心・安全の社会、 ◎ 皆保険・皆年金、 ◎ 中負担・中福祉
という、麻生内閣の下で作られた報告書から引用した政策案の実施要請である。
この政策案に精通した与謝野氏を起用して、消費税増税という課題を福祉政策と抱き合わせて
難局を乗り切ろうというのである。

私は、この事に気付いて、巌流島決闘での武蔵のセリフではないが、「民主党 敗れたり!」
と思った。出まかせの隠し財源を言い募って、甘い汁を餌に、政権奪取したものの、単なる
パフォーマンス、スタンドプレーのみの事業仕分けで終わった。その上に、ついに自民党の
政策を、人付きでパクるという。それでは、政権交代しなければ良かったということでは?
民主党に、人材がいない事はすでに良く分かっていたが、ノミほどの根性もないのだろうか?
この菅再改造内閣の行動は、内閣の存立基盤のみではならず、民主党政権の存立基盤さえも
ないことを白日に曝してしまった。もう解散、総選挙しかない? 如何なものか
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