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四方山話・師走2010・Ⅲ [閑話]

今日も冷え込んだが、昨日よりは暖かかった?三寒四温をもじり、三温四寒?
oth1012261201001-p1.jpgさて、都大路を駆け抜けた全国高校駅伝は、男子が鹿児島実業、女子が
興譲館(岡山)興譲館は、昨年の大会で1区の赤松眞弘選手がまさかの
転倒で惜しくもトップと43秒差の3位。その辺の経緯はブログ「2010-01-
29女子駅伝雑感」でも触れている。その悔しさをバネに頑張ってきた。
ついに5年ぶり二度目の全国制覇を成し遂げた。
写真は、1位でゴールテープをきる興譲館高校アンカーの赤松真弘=
西京極陸上競技場(撮影・白鳥恵)。赤松双子姉妹は、
姉・弘佳選手は主将、真弘選手はエースとしてチームを引っぱった。

女子駅伝優勝校・興譲館は岡山県井原市の私立高校である。興譲館の校名の由来を調べたら
孔子の「大学」の一節「一家仁一国興仁、一家譲一国興譲」から採られたという。意味は各家庭・
各家族に「仁(思い遣りを基にした最高の徳)」があってこそ国家で「仁」が盛んに行われるように
なる。各家庭・各家族に「譲(へりくだり人に譲ること)」があってこそ、国家で「譲」が盛んになる
或いは盛んにする事ができる。というようなことである。こういう教育理念をもって
教育にあたる学校は素晴らしいと思う。(現実はどうかを、私は良く弁えていないが)

最近、知人と学校教育、社会情勢その他で少し話し合ったことがあるが、学校も企業経営並みに
効率化や、数値目標によって管理されるので、本来の教育とは何ぞや?という事が見失われてき
ているらしい(これは、話を聞いた私の勝手な解釈であるが)。それと同じ事が、官僚制度改革に
もいえるように思われる。数値目標で縛ったり、事業仕分けで政治家が支配したりするなどは愚の
骨頂だ。極端な比喩だが、学校や役所の改革はマクドナルドの店員のようにマニュアル通りに
やらせることではない。優秀な教師、官僚を育て、存分に教育や行政の腕を振るわせられる環境
を整える事である。

一国の政治を良くするのも悪くするのも、結局は各家庭・各家族の思想・心情、精神状態にかか
っている。政治は常にその視点を忘れてはならない。選挙を有利にする事しか考えない政治家が
国民は「お得意様」だと甘い汁を吸わせ、世の中を支配する背景には、国民が、その甘い汁を
期待しすぎることがある。今の日本は、そういった悪循環サイクルにハマってしまっている。
「子ども手当」等は、こういった視点からいえば、コンクリート業者の談合や、リベート等よりも
もっと悪い。各家庭・各家族に、直接「毒まんじゅう」を配るようなものである。如何なものか。
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