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防衛と消費 [社会]

先日のブログで、マーケティングの世界ですら顧客第一主義から、第3のマーケティングに
革新するということを書いた。ましてや、政治の世界では、その先を進むことが必要だろう。
国防と消費は平和と健康(生存)に必要だが、“直接的には生産的でない”という意味で共通
していると考える。
消費は個人の要素が大きいが、それでも地球規模に拡大してくると、文明度の高い地域ほど
消費に関心をもち、全体としての適正なバランス点を探っていかなければならない。
国防の場合は、個人的な要素として分割し辛い問題であるが、日本の国防の現状を考える時に
沖縄問題とはいえ、個人が無関心で済まされる状況ではないことも又、事実であろう。

昨日のNHKスペシャル「日米安保50年・第4回」をみた。出席者の真摯な議論には拍手。
しかし残念ながら私の期待するような内容ではなかった。期待する方が無理なのだと悟った。
尖閣問題、北朝鮮軍砲撃事件、北方領土問題等の根元は、国防問題にも拘らず継続性を無視し
日米安保関係を不安定にした民主党鳩山前内閣の不手際によるものだ。その継続内閣も、
尖閣ビデオ問題に象徴されるように、情報統制という上から目線で問題を処理しようとする。
平和ボケは一般国民だけでなく、広範囲の人々をも蝕んでいるのである。

そこで前向きに日本人が国防に関して取組むためにどう考えればいいのか?私なりに考えた。
まず、私の乏しい書籍の中から、現代日本の政治家の著書で、「国防」を論じたものは?と
探してみた。残念ながら、余り目ぼしいものは見当たらなかった。日本の「国防」音痴は、
政治家の顧客第一主義、又は、国防議論の輪が広がらないことに大きな問題があると思う。

昨日のNHKスペシャルでも感じたが、今や現代日本の問題は、一握りのエリートや政治家、
官僚、オピニオンリーダによって解決できるようなものではないのではないか?
いくら「維新」を叫んでも、いまの様に独り善がりの政策を押し付けて喜んでいる政権に、
何度替わっても、同じ繰り返しではないのか?今までの考え方を転換すべきでは?即ち
国民の確りした考え方を育てる為に「教育・指導」から「学習・協調」への転換である。
上から目線ではなく、互いに学習した内容を尊重して、協力・強調し問題解決するような
社会学習システムを構築するという考え方である。しかし従来の異質性を排除する仲良し
学習システムではない。独創性を尊重する社会学習研鑽システムへと発展させるのである。
勿論、簡単ではない。地道な努力で納得できるものを作り上げられないか?如何なものか。
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