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TV小説「てっぱん」4週 [物語]

今週の題は、「上を向いて食べよう」。そこで、替え歌を作成した。
“上を向いて食べよう 涙がこぼれないように 泣きながら食べる 一人ぼっちの夜”
初音(富司純子)の下宿に住む小学生・中岡民男(前田航基)は、この歌詞と同じ状態だった。
転校間なしのため学校でいじめに会っている。父親の中岡徹(松尾諭)は仕事で帰宅が遅い。
食事に付き合う人も居ない。1人ぼっちで淋しい思いをしているのだ。
民男に相手してもらっているという山下清画伯のようなおじさん・笹井拓朗(神戸浩)が民男
の一番の理解者で、あかりに今度の日曜日が民男の誕生日である事を告げた。笹井は自分の
事を、“民男に何もしてやれないダメな男だ”と言っていたが、彼の民男への熱い思いが
大きな起爆剤となり、あかり(瀧本美織)の体当たり活動と相まって素晴らしい誕生会になる。

駅伝君・滝沢薫(長田成哉)を誕生会に参加させるために、あかりが冬美(ともさかりえ)に
相談して休日トレーニングに付き合う。朝から夜中迄かかって努力するも結局最後はダウン。
初音のフォローでうまく行ったがそうでなければ徒労に終わる所だった。あかりがそこまで
するのも民男の為ばかりではなく、ややこしい人間関係を避けないで、初音や下宿人が
一緒に食事をすることによって、初音や皆の心を開かせたい為だったのだ。
初音は滝沢にひじきを食事に追加する換わりに「ただというわけにはいきまへんで」と交渉。
滝沢も入って全員揃った。誕生会で民男は家族みたいやな!と言い、皆も笑顔で応え大成功。

「てっぱん」を見ていたら、神戸に住んでいた幼い日々の近所の人々を思い出した。どこか
初音たち浪花っ子の生き方と似ているからだ。何というか、“ややこしい生き方”が好きと
言えば語弊があるが、カッコよさとは違う何かを真摯に追求している?しかし不器用に見える。
それはあかりの、祖母・初音との交流の仕方にも表われている。両親と喧嘩して家出してきた
親友の篠宮加奈(朝倉あき)は初音の肩もみをして、あっという間に祖母に取り入っていた。
大変苦労して、やっと祖母の心を少し開かせることができたあかりからすれば、加奈と祖母の
仲良さそうな光景を目にして「うちのあの苦労は何じゃったん!」の叫び、実に良く分かる。
人の生き方はさまざまである。スッと懐に飛び込んでいくようなやり方もいい。しかし初音や
あかりのような苦労も多く、誤解や思わぬ出来事に遭遇する生き方もまた、味わい深いのだ。
そして、「うちらがこれからどうなるかはうちらで決めていくことや」というあかりの言葉に
初音は、自分達の新しい可能性が開けることを予感した?今週最後に「お父ちゃん この家
少うし小そうなりましたわ。」と初音が独白する。これからが楽しみ? 如何なものか。
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