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尖閣諸島問題の国会中継 [社会]

今朝の朝食後、衆議院予算委員会の中継を聴いた。尖閣諸島問題を巡る集中審議であった。
質疑者は、田中康夫(国民)、小野寺五典(自民)、塩崎恭久(自民)の人たちだった。議論の
中心テーマは、中国漁船船長の逮捕、拘留延長後の処分保留のまま釈放した検察の判断に
民主党政府の政治的介入があったのではないか?というところで、与野党間で争われた。
政治的介入があったのでは?という野党の追及に、政府は「No.」と主張し続けたわけである。

私は、それらの質疑応答を聴いていて、次のような疑問をもった。それは、どうも議論の道筋
が違うのではないか?ということである。政治的介入の有無を争うのは、三権分立の原則を
侵犯したか?否か?を問題にしているのだろうが、その前に、議論すべき事があろう。
それは、国内刑事事件と、他国との外交問題に絡む事件とでは、自ずと取組み方も異なると
いうことである。外交問題ともなれば、国益や国民の権利・利益を守る事に関して、今回で
いえば、中国と日本では正義に関する考え方が、180度異なる。日本国の検察は日本の国益、
国民の権利・利益を守る国内法を基本として活動しているので、外交がらみの案件では、
捜査の方針や、落し所を、政治的に判断するのが当然ではないか?従って、政府が責任を持ち
大局的観点から全力で事件に対応し、三権が、綿密な連係をとって当るのが当然だろう。

今日の国会中継で最も強く感じた事は、菅首相の、この問題に対する「感度」のなさである。
「尖閣諸島問題」を、単なる1刑事事件としてしか感じる事ができないのではないだろうか。

確かに「尖閣諸島問題」や、「北方領土問題」、「竹島問題」等が小さな問題として片がつく
ことを望まぬ国民は居ないだろう。しかし、願望が現実のものになるためには努力が必要だ。
仙石官房長官は、「「尖閣諸島問題」の様な問題に関して、政治的介入に関する前例がない。
従って皆で議論していきたい。」等と、中学生の生徒会ようなことを言っていた。民主党は、
政権を担うに当って、どんな覚悟があったのだろうか?鳩山、菅と腑抜け首相が続いて、後は
仙石官房長官だよりの民主党だが、その人が、この体たらくでは、どうしようもない!
長い間、日米安保条約のお陰で惰眠を貪っていた日本。普天間基地問題で、国際的にその間隙
を衝かれて久しぶりの国難が襲ってきたというのに、民主党政府中枢はまったく腑抜け同然。
“「いざ鎌倉」の時には助ける”とクリントン国務長官から言質を取ったと安心する外相や首相。
中学生並の前例主義の官房長官。こんな主権国家としての覚悟のない腑抜け政権では、米国が
「いざ鎌倉」の時に助けにきてくれるだろうか?この国はどうなるのだろう?如何なものか。
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