SSブログ

待宵_'10 [希望]

待宵とは、名月の夜を明日に控えて、気もそぞろの人々の心持をいっているのだろうか?
昨夜の十三夜は、心配して19:00過ぎに空を眺めたら、厚い雲から一瞬、顔を覗かせ、
また雲隠れしてしまった。21:00頃、外に出ると、薄雲はチラホラあったが、美しく
輝いていた。何か、名残惜しい気がして、近くのグランドまで散歩して、ゆっくりと観賞。

◎ 十三夜 うりざね顔の お月様
◎ 薄雲は 美人を被う ベールかな

“暑さ寒さも彼岸まで”は、今年には通用しないのか?昨日、彼岸の入りだったが、
当地・倉敷は、今日再び、真夏日(最高気温・30℃以上)になった。
疲れが出たのか、今日は、午後、珍しく昼寝をしてしまった。
夕方に、散歩。帰り道には日も暮れかかり、東の空には、待宵の月が出ていた。

◎ 待宵や すこしふくよか お月様

朝は雲が多く、昼間も相変わらずだったので、何か、冴えた夕映えの月は印象的だった。

◎ 小望月 いにしえ人も 愛でしとか

今夜もグランドまで、散歩しながら月見を楽しんだ。
空には、雲一つないようだった。が、残念ながら満天の星空とはいかない。
水島臨海工業地帯の夜間の照明やフレアの光は、昔に比べて随分弱くなったとはいえ
里山の稜線はくっきりと影絵のごとく浮かび上がっている。

グランドで感じる夜風は、実に心地よかった。遠い昔を思い出すような気がした。
そうだ!この風は、8月も半ばを過ぎた頃の、夕涼みの風の感じなのだ。
時代は代わり、日本列島は不夜城と化し、世界は地球温暖化の危機を叫ばれるが、
風の味わいの中に、いまだ変らぬものがある。月の光の尊さも、月を愛でる人の心も、
今も昔も、変りはない。風の流れのように、
自然の信頼関係のなかで、自然の流れに沿って生きたい!如何なものか。
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 2

【みなと】

今日はいよいよ十五夜ですね。こちらはお天気が心配ですが・・・
by 【みなと】 (2010-09-22 08:36) 

moto

【みなと】さん
ザンザン降りの雨は止みましたが、今夜は、厚い雲に覆われナンにも見えません。
◎ 見れぬとて こころに描く きょうの月
by moto (2010-09-22 21:11) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

生き方と絆・②月見_'10 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。