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'10残暑雑感 [閑話]

先週末は自分や知人の演奏会で忙しく、溜まっていた夏の疲れが出てきたか?身体がだるい。
昨日、岡山に出かけたが、相変わらずの暑さで、熱帯夜の連続記録は、24に更新された。
倉敷も、8/14~22まで、9日間連続の熱帯夜。恐らくこれも連続記録ではなかろうか?
夏が好きで、暑さには強いことを誇っていた私であるが、今年の暑さには少し参ったか?

地球温暖化というのは、局所的気温・気圧上昇を排除するため気流や海流の変化をきたし、
その結果が、台風や豪雨、津波などの発生につながり、人間生活に甚大な被害をもたらす。
そしてそれでも、局所的気温上昇領域が、次第に広がるのが地球温暖化なのだろう。
このような自然現象の変化と、日本の生活・習慣の変化とは、よく対比しているように思う。
地球温暖化と共に、日本人は生活の豊かさを享受した。その結果、多くの人々に、「感謝」、
「正直・親切」、「質素・剛健」という観念がなくなった。

昨日、録画で「Dr.コトー診療所」の第4話 “病気を診るな、人を診ろ”、第5話 “手術で治せない
病”を観た。第4話では、代議士(竜雷太)の秘書・純一(井澤健)の母・広子(白川和子)が怪我を
して、その治療が遅れたために重態になる話。留学帰りの医者・芦田ゆき(木村佳乃)は、片足
切断を主張するが、コトー(吉岡秀隆)は、広子の生活状況を考慮して別の治療法で治す。治療の
リスクをかけても患者の立場を考える治療など現代の医者にはなかなかできない芸当である。
今の日本にそれが許されるのかどうか?島では許されるとすれば、厳しい島の生活のためだ。

この話1つとっても、考えさせられる事は多い。現代日本の多くは、この島と異なり、高福祉社会で
ある。従って最新医療技術で、片足切断され、身障者等級?級で、さらに医療漬け、介護漬けに
なり、税金で賄い続けなければならない。高福祉社会という名の基に行われている事は、結局、
何の理念も無く、医療関係に税金を投入することである。
Dr.コトーが、第5話の最後に言っていた。「ものには変わっていいものと悪いものがある。」と。
先週の「ゲゲゲの女房」第126回で、嵐星社の深沢(村上弘明)が久しぶりにゲゲゲ宅を訪問した。
布美枝(松下奈緒)に、「水木さんは幸運を引き当てた。奥さんは昔とちっとも変らない。何だか
ホッとします。」と言った。当然、褒め言葉である。それも、心の底からの響きがあった。
何でもかんでも問題を、政治やモノで解決しようとすれば、自然は破壊され、予算は膨れ上がり、
国家財政は破綻する。やたら長寿になればいいというものではなかろう。人それぞれに、
世のため人のために、少しずつ骨身を削ることも必要なのではなかろうか?如何なものか。
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【みなと】

こんにちは。nice!ありがとうございました。
『ゲゲゲの女房』,私も毎日見ております。先週の話ですが,長女の学校での問題を,祖母が上手く解決の方向に持っていた場面に好感を持ちました。
by 【みなと】 (2010-08-24 10:47) 

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