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続々・残暑雑感 [閑話]

昨夜も熱帯夜だった。寝苦しい夜に、都会型気候の特徴は何だろうか?考えた。
私の推定では、森や林、田んぼや草原が少なくなるという事は、表面的に熱容量が小さくなる
から熱しやすく、冷めやすくなる?と仮説を立てて、気象データから証明しようと試みた。
1日の最低温度時間帯と最高温度時間帯に違いが出ると考えた。そこで気象庁の時間ごとの
データから、熱帯夜の2010.08.01~08.18までの18日間の東京と岡山のデータを採集した。

結果は、以下の通りである。
岡山の1日の最低温度時間帯は、平均 05:27 最高温度時間帯は、平均 14:43
東京の1日の最低温度時間帯は、平均 04:49 最高温度時間帯は、平均 13:04
1日の最低温度時間帯から最高温度時間帯になる迄の時間差が
岡山では、9時間17分に対して、東京では、8時間14分。1日の最低温度から最高温度に
なるまでに、東京は岡山よりも1時間以上早く到達する事が分かった。

次に、一日の最高温度と最低温度の東京と岡山の差を見た。
これも、熱帯夜の2010.08.01~08.18まで18日間と、さらに熱帯夜ではなかった
2010.07.01~07.16日迄の16日間の、気象庁のデータを使って調べた。

結果は、以下の通りである。先ず熱帯夜
岡山 18日間の1日間最高と最低温度の平均値、34.57℃と26.9℃。その差は、7.67℃
東京 18日間の1日間最高と最低温度の平均値、33.15℃と27.1℃。その差は、6.08℃
次に熱帯夜ではなかった
岡山 16日間の1日間最高と最低温度の平均値、29.7℃と23.4℃。その差は、6.2℃
東京 16日間の1日間最高と最低温度の平均値、29.9℃と23.8℃。その差は、6.1℃

以上の結果から、都会は短時間で最高気温まで上がることから、熱しやいといえる。
しかし、熱帯夜では1日の最高と最低の気温差が、東京の方が岡山より小さいことから
都会の方が、冷めにくいといえるのではないか?
熱しやすく、冷めにくいのが都会という事になる。ちなみに、熱帯夜ではなかった16日間の
1日間最高と最低温度およびその差では、岡山と東京での大きな違いは無かった。
自然の浄化作用を越えて、熱が局所的に集まると、局所的に熱しやすく冷めにくくなるので
セミや鳥、老人の熱中症など、弱いものに問題が発生するのだろう。如何なものか。
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