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精神成長と経済成長 [希望]

昨日、政治が、経済成長に偏って、精神成長を蔑ろにしているのではないか?と書いた。
政治家は、国民の不満は物質的欠乏感が原因だと思って経済成長優先のようだが、果たして
物質的欠乏感だろうか?
私は、国民の不満の原因は精神的豊かさに対する欠乏感(精神的欠乏感)だと思っている。

例えば、日本国憲法の第三章に 「国民の権利及び義務」 という章がある。例えばその中の
第十四条 すべて国民は法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地に
より、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
2 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。
3 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。
栄典の授与は現にこれを有し、又は将来これを受けるものの一代に限り、その効力を有する。

この第十四条が有効に機能しているだろうか?または機能していなければ是正措置を取ろうと
しているだろうか?二世議員その他、様々な問題をこういう観点から検証する価値がある。

中国人弁護士・厳 義明(イエン・イーミン)が、“今の日本社会や日本人に必要なのは、
良い意味で「変人」を許容する土壌をつくることではないでしょうか。”、“日本人は
「異質な考え」、「異質な人物」に対する拒否感が大きい。”、“同質的な社会は、なかなか
革新的な「創新」は生れにくい。”と、「文芸春秋」7月号・「極貧日本留学生がエリート
弁護士になるまで」に書いてある。イエン氏の執筆意図は、日本の経済成長に資する忠告で
あるが、私は、それはそのまま、日本の精神成長にも資するものだと確信している。

現代日本の閉塞感は、信条、性別、社会的身分又は門地その他の「異質性」によって、
暗黙の差別をされるのでは?という得体の知れない恐怖感に打ちひしがれた人々が増大した
結果ではないか? 日本人が憲法に保障された個性的な個人として、のびのびと生きられる
環境を作ることによって、日本人の精神成長を成し遂げることが、何よりも大切ではない
だろうか?内閣の最も大切な職務は、法律の誠実な執行である。憲法という根本法規が
どの程度、守られているか?様々な形で検証し、誠実に執行できる対策を講じるべきでは
ないだろうか?日本人の精神成長の障害を取り除くことが、経済成長にもつながっていく。
一石二鳥の素晴らしい政策アイデアではなかろうか。(我田引水?) 如何なものか。
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