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逃げの民主党 [社会]

異例づくめの通常国会の幕切れである。終盤国会をどう乗り切るか?菅首相の手腕が問われる
はずだったが、菅内閣は支持率のV字回復を背に、臭いものに蓋をして参院選挙を最優先した。
国会審議を逃げても庶民はよくわからないから影響は小さい。それに比べ予算委員会を開けば
新井国家戦略相の事務所費問題が映像化され選挙中何度も放映され、選挙に不利と読んだ?
政府与党が自党議員の問題を、国会審議を逃げてまで隠蔽するという党利党略は、国権、即ち
国民の権利を軽視するのも甚だしい。「鉄は熱い内に打て」、「膿は早い内に出せ」という
ことを知らないのか?このような見え透いた党利党略が罷り通る背景を考えてみた。

民主党が政権政党になって何が一番変わったか?それは労働組合員が与党になったことだ。
兎も角労働組合と言うのは、少なくとも私の経験では公明党等と同じく上層部の言いなりに
投票する傾向にある。それだけでなく親戚・知人にまで応援をお願いする。それはまた
人間的信頼関係が濃密なので、無党派層には浸透力があり、信用して投票してくれる。
この傾向は野党時代なら与党の批判票だから、まあ大目に見ることができた。しかし
与党になっても、この傾向が継続されて、体質改善されてなければ問題である。
今回の支持率のV字回復も、労組幹部のてこ入れが有った?しかも従来、与党に批判的だった
女性票が父ちゃん達の政党だからと甘くなっていることが、それに拍車をかけているのでは?

日本の労働者は、官僚や教職員、大企業の社員でも、忙しくて新聞やTVニュースさえ、ロクに
読んだり、視聴したり出来ない状況であることが予想される。民主党の逃げ、目くらましに
容易に騙されてしまう可能性が大である。自民党時代は自民党と既得権者への利益誘導のため
一般庶民が騙された。しかし民主党は身内である労働者を騙している。外国の何とか党幹部が
肥え太るために、一般党員が騙されたのと似ていないだろうか?労働組合幹部は既得権者へ?

私の考えでは、現代日本の様なリスク管理では、どの様な政治をしようと国民の大半が満足
できる政治をする事など不可能?満足も感謝もない大方の金持ちを見れば分かるではないか?
菅首相は声高に消費税増税を謳い、目立つ反対もないのは、労働組合が賛成しているから?
庶民に消費税増税をして、企業の所得税減税を抱き合わせるからだ。最少不幸等は絵空事。
結局、自民党時代と同じように既得権者を肥え太らし、おこぼれ期待をするだけである。
労働者が政権内部に組み入れられた事は大変喜ばしい事であるが、そのことが、衆愚政治に
直結してしまう恐れを持っている。労働者よ、君達個人はどうする?如何なものか。
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