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普天間問題'10.06.05 [歴史]

NHKのTV小説「ゲゲゲの女房」では長女が誕生した。TVを見ながら、物語の中で赤ちゃんが
予定より早く生れたことや、生れた瞬間の亭主の仕草などで、あの時はこうだったあぁだったと
物語そっちのけで、自分達の時のことに、花が咲いて随分と盛り上がった。

お金が無くても小さな幸せがあればいい。しかし世の中には、難病や病気に苦しむ、或いは
不幸な過去を背負って、小さな幸せさえ、感じられないという人々も沢山いるのだ。
沖縄の普天間基地も危険な状況の中、一刻も早い移転を必要としながら、移転先が決まらず
耐え難きを耐えている人々が居る。
今夜「追跡!A to Z:菅新政権 信頼は回復できるのか」というNHK番組は見応えがあった。
普天間問題は危険な状況にある普天間基地を移設するという改善案の遂行で解決する。
そのために、自民党時代、県内移設で、県、市町村各自治体も、合意の上で、辺野古に
決まっていたという。ところが、鳩ポッポが「県外、国外」と騒ぎ立てた。この事を番組では
“パンドラの箱を開けた”或いは、“マグマに穴を開けて噴火させた”と表現していた。

普天間問題の背景には、沖縄の悲しい過去がある。第二次世界大戦で唯一米軍が上陸して
多大な犠牲を払ったのみならず、戦後27年間(1972年迄)占領されていたのである。
現在の日本における多大な基地負担の理由も、そこにある。「核密約」も、沖縄返還と
密接にかかわっているのである。沖縄返還後、38年経っているのに何ら改善されていない?
との印象もあるが、米軍の沖縄基地は、南北朝鮮、南北ベトナムの対立(北は中国が支援)
に対して韓国、日本、台湾、フィリピン、インドネシア、オーストラリア等のために一定の
役割を果たしている。現在の韓国軍艦船の魚雷沈没は北朝鮮によるものと言うが、南北朝鮮
の対立は、決して火が消えてしまっているわけではない。いずれにしても、西側に敵対する
誰かが、沖縄基地問題に火が付いたことで、西側軍事同盟の弱体化を値踏みしているのだ。

菅新首相は、日米合意を既成事実として、沖縄を簡単に説得できると考えているようだが
そんなに簡単な問題ではなかろう。「覆水盆に帰らず」、政権与党の責任の重さをジックリと
感じてもらうしかない。現在の米軍の沖縄基地は日米だけの問題ではなく、近隣の西側諸国
及び、世界中の平和の問題がかかっている。イランやアフガニスタン、アラブとイスラエルの
対立など、世界中に戦争の火種は絶えない。日本が中国と同盟すれば沖縄基地は要らない?
米国と中国を天秤にかける大胆な政治主導?何やらきな臭い香りが! 如何なものか。
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