SSブログ

普天間問題'10.05.05 [社会]

鳩山首相が、5月4日に沖縄を訪問した全貌が、新聞紙上で明らかになってきた。新聞各紙には、
“首相、県内移設を要請”、“「県内移設」初表明”、“遅すぎた現実直視” 等の見出しが踊る。
沖縄県民の強まる反発、不信に対して、首相や政府はどうするのか?
「政府(或いは首相)としては精一杯努力しました。他に良い案がないから、政府の決定には従って下さい。元々辺野古だったのだから良いでしょう!」と納まり返っている様にしか見えない。

名護市での記者の質問に対し、4日鳩山首相は、'09.07.19に名護市で「最低でも県外」と発言した事について、“党としての発言ではない。私自身の党代表としての発言”、と述べたという。
それなら政権をとった後にその事をキッチリと釈明すべきであるにもかかわらず、あたかも公約であるかのように、「最低でも県外」に拘りつづけた。何の成算も無く、無責任な発言を継続して、前政権の長年の苦労・努力を水泡に帰した罪は万死に値するのではなかろうか?この様に政治を私物化する自己中心的鳩山坊ちゃんの無茶苦茶な言論・行動を野放しにして、何らの対応もできなかった民主党政権は無責任政権であり、民主党は政権担当能力のない無責任政党である。

元々、沖縄の軍事基地問題は東アジア地域の軍事戦略上のキーポイント。簡単に他地域で代替できる性格のものではない。元来、沖縄は「琉球王国」という国で、中国と朝貢外交的な交流を行っていた。1600年代には日本の薩摩藩が侵攻?明治以降に沖縄県に組み入れられた経緯がある。沖縄は地理的に微妙で、従って島の人々の感情や立場も非常に繊細な問題を内包しているのである。東アジア地域の国際情勢の中において沖縄の占める位置は、決して小さくはない。

今朝の朝日新聞・「拝啓 鳩山由紀夫首相」の記事(主筆・船橋洋一)に、米軍の沖縄駐留問題の理由に関して、米政府当局者などの意見を取り入れながら、論じている。そこで注目を引くのが、米軍の沖縄駐留に関する米国側の“ガイアツ”を、米政府当局者が好ましくないものと考えている点である。要は日本側が、もっと大人になり、現状認識をしっかり持つことを期待されているのだ。或る米政府要人は「鳩山政権は政府の体をなしていない」と考えている。日本の民主主義の未成熟、軍事的知識の欠如、戦略的思考の未発達を呆れ顔で眺めるしかないのが今の米国側?
米国が稚拙な鳩山内閣を見守るしかない背景には、日本が再び右傾化するという懸念がある。日本はもはや、右傾化や左傾化をして世界に歯向かう立場ではなく、世界の平和を背負っていく立場にならねばならない。日本は国内問題に足をすくわれて、世界を巻き込む大きな過ちを犯した過去がある。同じ過ちを犯してはならない。如何なものか。
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 1

鳩山ルーピー由紀夫

普天間基地の移設先は国民全体で考えるべきだなどと、愚か極まりないことを言う由紀夫シンパのコメンテーターがいる。
愚かな鳩山由紀夫の責任を国民に転嫁しょうとするのである。
無責任で愚かなコメンテーター自身は、どこに移転するのかの意見が言えない。
by 鳩山ルーピー由紀夫 (2010-05-05 20:20) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。