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ものの両面・益と害 [閑話]

散歩途中で、小柄な少年と着飾った母親に会った。子どもが卒業証書ホルダーらしきものを
小脇に抱えており、すぐに小学校の卒業式帰りとわかった。日本晴れの卒業式日和である。
昔は卒業証書を筒に入れてくれた。ホルダーは大学だけだった。最近は小学校からホルダー
なのだと、妙な所で感心した。私のよりも倍近く大きくて立派なものだった。
今日はもう一つの卒業、友人の最後の勤務日である。44年という勤めに区切りを付ける。
みんなに惜しまれ、感謝されながらの“男の花道”である。小学生の卒業も友人の卒業も
“終わりの始まり”。一つの活動の終わりは、新しい活動の始まりなのだと思う。
春夏秋冬、1つの季節の終わりが新しい季節の始まりと同じである。

引退した老後の生活を何時の頃からか、“毎日が日曜日”と表現するようになった。
私は同名の小説を読んでいないし、老後生活=(或いは≒)“毎日が日曜日”という趣旨を
十分理解しているわけではないから、とやかく言えた柄ではないがキッと良い意味では?
高度成長期の猛烈社員、企業戦士にとっては、“毎日が日曜日”は夢のような生活だった?
友人は、ブログ(http://blog.livedoor.jp/kumiyu/archives/51722824.html)に
○ 毎日が日曜好いのか悪いのか  という川柳をものにしているが、なかなか面白い。

ものには良い面もあれば悪い面もある。会うは別れのはじめ。出会いの悦び別れのつらさ。
苦労を楽しむ。苦あっての楽。生みの苦しみ、終わりよければすべてヨシ。
“毎日が日曜日”は夢のような生活のはずが、苦労がない。終わりがない。けじめがない。
従って却って、幻滅を感じてしまう?まあ、そういう苦労も、また楽しみにかわるだろう。

日本にも子ども虐待という社会の腐敗現象が拡大する兆候が見えてきた。米国での子ども虐待の
数を考えれば、貧困だけが社会の腐敗の要因で無い事は明白だ。現代社会での腐敗現象要因
の多くは、快楽主義菌、自己中心主義菌という社会腐敗菌の感染患者にある。‘カネ’は
困った人を助ける良い面と共に、人間を社会腐敗菌感染患者にする悪い面がある。‘カネ’は
薬の様なものである。薬は与え方を間違えると大変なことになるので専門医師が必要である。
‘カネ’を与える専門家の立場にある鳩山首相や民主党をはじめとする与党の政治家には
そういった見識や心構えがあるのか?専門知識があるのか?私には無きに等しく見える。
日本社会の頂点に立つ鳩山・小沢のご両人が、金権政治を欲しい儘にする重篤な社会腐敗菌
感染患者であり与党はそれに寄りかかっているのだから。腐敗菌バラマキ?如何なものか。
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和久

isimotoさん
平永和久です。
拙い川柳を紹介いただいた上、ブログアドレスまで掲載していただき恐縮です。
やっと、と言うべきか、ついにと言うべきか分かりませんが、完全年金生活に突入です。
貴兄を見習い、まずは散歩から始めようと思っています。

by 和久 (2010-03-20 21:06) 

moto

和久さん
60歳過ぎてからの勤めは大変だと想像が付きますが、前期高齢者になってからのお勤め、そして通勤は想像に絶します。タフな精神力に脱帽です。長い間のお勤め、本当にご苦労様でした。
散歩に、そしてMKKで、ますますもててください!!!
貴兄のブログ紹介は、リンクで示したいのですが、so-netになってから、方法が良く分からず、その都度の紹介になっています。
by moto (2010-03-21 11:35) 

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