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国会審議'10.01.22 [社会]

政権政党である民主党は、本当に国を背負っているという責任を正しく自覚しているのか?
昨日および今日の国会での論戦でも国や国民に対する責任というよりも、権力を維持する事に
汲々(きゅうきゅう)として、如何に国民を誑(たぶら)かそうとしているかが伺われた。
今朝、国会質疑での自民党・茂木議員が、「朝三暮四」(列子)という四文字熟語を交えて、
鳩山政府を皮肉っていたが、鳩山首相は熟語の意味すら解さず、その上、政府のあり方に全く
鈍感? 国民のための政府に思いを馳せる余裕すらなく、権力にしがみ付いている哀れな姿?

原口総務相が捜査当局でしか知り得ない情報がメディアから流布されることを問題とし、国家
公務員による秘密漏漏洩の疑いを指摘した問題でも、明らかに責任政党・政府、大臣として
の自覚を大いに欠いていると思われる。保護すべきは、公共の利益を守るための秘密なのだ。
今、漏洩されたとされる情報の何処が、公共の利益のために守るべき秘密に該当するのか?

この問題は新聞やテレビ、或いはインターネット上で賛否両論、様々な表現で論じられている。
しかし一番基本的な、“守るべき秘密”とは何か?を議論せずに論争しているから、水掛け論に
なってしまうのではなかろうか?午後の国会審議中継でも原口総務相が井上義久(公明)議員の
質問にトンチンカンな答弁をしていた。若手のホープといわれる原口総務相も、国家権力の立場が
何も分かっていない。国家権力は国民のために使うもので、私利私欲に使うものではない。
民主党が政権を担って本当に日本は大丈夫?公務員が守るべき秘密とは公開すれば一般民衆
に被害が及ぶか、国家安全等に影響するものである。いま漏洩されている情報は、一般民衆が
知りえれば政治的判断に役立つ事こそあれ、一般民衆に被害が及ぶ心配はサラサラない。
政府の安全には影響があるかも知れないが、それは権力者として国民への責任を果たして
いないからである。政府が責任を果たさない事こそ国家の安全に大きな被害を及ぼす事になる。

小沢幹事長や鳩山首相など国家権力の中枢にあるものは、秘書が虚偽記載や其の他の重大な
法律違反容疑を受けたのだから、その説明を果たすために情報公開をして透明性を発揮する事
こそ国家権力を握るものの国民に対する当然の義務であろう。その義務も果たせず恐れ入る事も
なく守秘義務・秘密漏洩等のオドロオドロシイ言葉を用いて一般民衆を誑かす。強権力をチラつか
せ自らの不正を隠蔽しようという態度は明らかに国家権力を握る資格の欠如を物語るもの?
国家権力の横暴を監視し、不正容疑をいち早く伝える事こそマスコミの最も大切な任務だ。また
検察も自分達の組織の長をも恐れず、不正を正すことこそ、真の法治国家だ。如何なものか。
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