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閑話・外交'10.01 [閑話]

今日は風があまりなく、日差しが暖かで、冬の散歩としては最適な日和だった。
◎ 厳しさも たまに和らぐ 冬散歩
1月12日に、ハワイで日米外相会談が開かれるという。これは米国からの提案のようである。
日本から提案した昨年11月に一度計画が頓挫した会談から、日本側で何の進展もないまま、
日本からまた提案するとも思えない。今回の会談に関しては、米国側の発表が早かった事、
日本側は乗り気ではない様子からも、米国側からの提案だったのではなかろうか?

米国側の発表(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010010800090)によれば、
米軍普天間飛行場の移設問題を前進させるよう岡田克也外相に催促するということである。
日米同盟の中核である安全保障の分野で「米国との緊密な協力の継続を求めるという、非常に
明確な意思表明を望む」という事だから、ただ単なる催促には止まらないのではなかろうか?
かといって、日本が煮え切らなければ‘ケツをまくる’という様な安易な状況でもない。
岡田外相の記者会見(http://www.asahi.com/seikenkotai2009/TKY201001090003.html)では
“友好演出、普天間は棚上げ”という見出しで、今年が日米安保条約改定50周年に当たり、
今回の外相会談が「同盟が決定的に重要だと明白にする今後1年間の取り組みのスタート」と
両国が位置づけているとしていた。

日本側の公式発表を見ても、50周年記念行事の打ち合わせにしかならないのではなかろうか?
当然、米国サイドがそんな悠長なことを、クリントン国務大臣がやっている場合では無いから
その程度の成果ではなく、もっと別の狙いがあるのではなかろうか?
岡田外相は、次期首相と目される1人であるが、対抗勢力の小沢幹事長一派とは距離を保ち、
最近は民主党の主流から外れている。しかし彼は民主党の現状に甘んじては居ないだろう。
米国は、中国と、中国に急接近する小沢幹事長一派をけん制する意味があるのではないか?

小沢幹事長は、ロッキード問題で煮え湯を飲まされた田中角栄の1の子分である。米国には
深い恨みを抱いていると思われる。その裏返しが、中国への急接近である。
折りしも、中国大物外務次官(54歳)が退任した。COP15での過激な発言が祟って更迭された
という見方もあるが、硬派を生かして、いずれ外務次官と同格の駐米大使に転出するとの見方も
ある。日・米・中の間の今後の外交の駆け引きは、実に興味津々である。 如何なものか。
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