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小沢民主党 [社会]

朝日新聞は、2009.12.21から今日まで3回にわたり「小沢民主党」という記事を掲載した。
その中でも注目すべきは、“「小沢色」へ純化路線”と題した今日の記事である。
その中で、小沢の手法を、その歩みから「勢力拡大」と「純化路線」の繰返しと分析している。
その上で、次のサイクルは「純化路線」だというのである。小沢色一色に染め上げて、さらに
「小沢色」の政策を実現していくというのだ。

私が最も恐れている集団主義による‘理想の追求’という、「偶像崇拝」の復活なのか?
日本では、「偶像崇拝」を神や仏の似姿を拝むこと、という程度の事と思っている人が多い。
そうではなくて、リアリティのない理想を求めて、権力者のいうことを信じることなのである。
要するに、「偶像崇拝」の禁止は、民衆が悪い権力者に騙されて、多くの人々が苦しめられる
ことを戒めているのである。ついでに、自由とは「偶像崇拝」からの解放である。

そこで、一番難しいのは、悪い権力者かどうか?を見分けることである。それを容易に見分け
られれば、「偶像崇拝」をしなくて済む。ところが、ナチスドイツが、ヒトラーに率いられ
大日本帝国が天皇の名による軍隊に率いられて第二次世界大戦に突入したのも、「偶像崇拝」の
なせる技なのだ。関与した多くの人は、いろいろな事情・理由があって、事態をリアルに把握
できなかった。特に集団主義の場合、特定の悪者などいないのかもしれない。

私は小沢幹事長を悪い権力者等というつもりはない。ただ、彼のやり方が「偶像崇拝」を生出す
土壌に事欠かないと思うだけである。彼は自分に反対する人間を決して許さない閉鎖的人間?
名君は忠言を受け入れるという。自分が絶対的に正しいと思っているフシがありはしないか?
毎朝、「朝礼」をして小沢チルドレンを鍛え上げるという。また小沢チルドレンは党内・反小沢
に関する情報収集も担っているスパイにもなるという。まるで党内の秘密警察組織である。
勿論、このようなことは、日本の組織なら何処にでもある話しで珍しくもない。普通の場合は
この種のグループはいろいろな理由で、社会的な問題に成る程、強大化しない。
であるにもかかわらず、何故、恐れるのか? それは、民主党は国民から大きな期待を寄せられ
小沢は今やその権力の中枢にいる。そして小沢が「偶像崇拝」を生み出し易い運営手法を採用し
ているからである。だから小沢がヒトラーの如く尊敬され、民主党が大日本帝国軍隊のように
虚像の‘理想’に突き進むようになるのではないかと思うのである。人間の自由とは難しい。
幾重にも幾重にも、「偶像崇拝」の罠から解放されねばならない。如何なものか。
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