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鞆の浦・裁判 [観光]

今日は朝から雨が降り続いている。昨日までに既に7万歩以上を達成しているので、
仕事の関係も有り、室内の運動だけで散歩は中止。筋トレのよさは身体の隅々の細胞に迄
活を入れてくれるところにあるように思う。長時間の執務にも耐えることができる。

今日は、広島県福山市の南端にある「鞆の浦」の埋立・架橋事業問題の経緯と地裁判決について書き止めておこうと思う。この事業は、沿岸2ヘクタールを埋立てし、駐車場やフェリー用桟橋などを整備する。古い船着場のある入江になった一角(いわば鞆の浦の美観地区)は埋立てせず
海上に長さ179mの橋をかける。1983年に計画策定されたが、排水権者の全員同意が得られないために事業を凍結していたが、2008年に公有水面埋立法の法解釈を変え、国に認可申請をしていた。この事業に反対する住民らが、県を相手取り免許差し止め訴訟を起こしていた。
争点は、1.この事業によって、景観が損なわれて住民やその他に明らかな被害が及ぶのか、
2.事業による観光客誘致や、交通の利便性などによる利益が大きいか?という事だろう。
その判決が、昨日、2009.10.01に広島地裁で言い渡された。

結果は、「鞆の浦」の景観は住民らの範囲に止まらず、「国民の財産」ともいうべき公益ということで、県・市への免許差し止めという判決が下りた。確かに1983年当時と現在とでは、経済的、
政治的にも様変わりしている。衆議院選・広島7区(福山)では元総理・宮沢喜一氏の甥で元大蔵官僚だった洋一氏が地盤を引き継いで連続当選していた。今回は民主党の和田隆志氏(46)が政権交代の勢いに乗り当選している。和田氏は宮沢洋一氏(59)の大蔵省の後輩だという。和田氏は「自分が付けてないはずの予算が通ってしまう。健全な役所じゃない」と2003年に官僚人生に見切りを付け、元上司に政界で“下克上”を挑み、3度目の正直で当選を果たした。
判決はこの強烈な民主党の風を読んだのだろうか?

2009.01.15小正月のブログに鞆の浦の散歩をした印象を書いている。映画「崖の上のポニョ」の舞台にもなった鞆の浦やその周辺は、本当に歴史を感じさせる素晴らしい場所である。
2008.12.01散歩色々のブログでは沼隈半島南端、田島・横島と阿伏兎観音等のことも書いた。福山には素晴らしい場所がいっぱいある。しかしそれは大型開発をしても守られるだろうか。
日本でも、飛行機を相手にする地域、自動車を相手にする地域、そして電車やバス・自転車を
相手にする地域があっても良いのではないか。多様な変化のある街づくり!如何なものか。    
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