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日本的体質 [社会]

今日は曇天。散歩も凌ぎやすいが、歩いているとやはり汗がでる。
今日が何で休日なのか時代遅れの私には分らなかったが、「国民の休日」というらしい。
聴くところによると、2007年の祝日法の改正によるらしい。2002年6月から毎日が
休日になってしまった私にとって、祝日法は全く関心の外。こんなことも知らなかった。
散歩の途中で美観地区にも立ち寄ったが、大勢の観光客でにぎわっていた。先日、福山で
合唱仲間と呑んだ時に、たまたま同席した福山の方が倉敷は観光客が多くてうらやましいと
盛んに言われていた。私には直接的恩恵も無いので当り前の様に思っていたが、住民として
間接的な恩恵もあるだろうし、何よりも元気をくれる。確かに観光客に感謝すべきだろう。

Y新聞の2009年9月22日付朝刊一面で、世界20か国を対象に英BBC放送と共同で実施した
「経済的豊かさ」に関する調査結果についてテレビのニュースショウで取り上げていた。
新聞を読んでみたら、日本の格差社会を強調する書き方だったが、ニュースショウの解説者
は、移民を大量に受け入れているフランス・ドイツ等に比べ、ほとんど移民もいない日本が
不満を持っている事に注意を喚起していた。調査結果は以下の通り。
「あまり公平ではない」、「全く公平ではない」を合わせて不公平感を持っている割合。
フランス=84%、ロシアとトルコ=77%、ドイツ=76%、フィリピン=74%、日本=72%
英国=57%、米国=55%、中国=49%、オーストラリア=32%
カナダは不公平感の割合を書いていないが「公平だ」はカナダ=58%、オーストラリア=64%

英国や米国も移民等の問題もあるだろうに、日本より相当低い。
日本人の「不公平感」には様々なことが考えられるが、ある種の漠然とした不満だと思う。
このような漠然とした不満は、昭和2年の世界金融恐慌後にも生起したのである。
大正ロマン時代を謳歌した当時の人々に最早、明治時代の辛抱に耐えられなかった。

その行く先が戦争の暴走へと繋がってゆく。軍隊に問題はあったが、途中経過では相当の
人々が随分甘い汁を吸い、その周辺の人々も巻き込まれ、引いては大勢の人々が戦争を肯定
していたのだ。そのような国民自らの反省も無く、第二次世界大戦後、軍人や軍隊を悪者に
して、問題を中途半端にした55年体制以降の日本的体質を、今回もまたうやむやにしたまま
その時と同じ手法で、自民党や官僚を悪者にして、問題をすりかえるのか?如何なものか。  
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