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愚かな私&立派な政治家 [社会]

もう4分の1世紀も前のことになるが、“人工知能”を勉強したことがある。
人の知能に習って柔軟な情報処理をすることが狙いだったが、当時は実用化には遠かった。
その頃に読んだ(と思われる)本を或る目的で再読したが、改めて人の不完全さを思い知った。
人間は情報の収集でも、その処理においても不完全だということ。日頃まともな生活を送る
ことができているのは、経験則(小さな間違いは頻繁に起こしている)で補っている。

最近、道で出会った人を旧知の人と見間違える頻度が高くなったが、これも認知の不完全さ
である。その原因は、パターン認識の特徴抽出ポイントの数が減ってきているためだと思う。
なぜ特徴抽出ポイントの数が減ってきているかであるが、効率化か、もしくは老化だろう。
効率化というのは、脳の容量に限界があるために不要不急のものは省略される仕組みである。
若い頃は経験が浅いために、人の顔の細部まで記憶していたが、経験と共に区別すべき点が
明らかになり、脳運用の効率化のために、不要不急の記憶は消去されるということである。

そのような、特徴抽出ポイントの数が減少したためか、否かは明らかではないが、昨夜、
突如、鳩山民主党代表と、内館牧子女史との眼元がソックリであることに気付いた。
お二人の特徴的な人相は、カエルの目というか、カメレオンの目というか、ロンパリのような
左右ににらみを利かした目にあることは誰でも気付くが、二人が、ソックリと見るのは
私の認知間違いだろうか?

様々な科学・技術や経験・知識の社会的蓄積によって、人間は随分と進歩した様に思い
青少年、いや今では大人まで、全能感(自己肯定とは違う)を弄ぶ人が増えてきた。
だが、爆弾やロケット、コンピュータやソフト、科学分析技術が進歩したといっても、
人間の生身の認識能力はそんなに変っていない。ウソ発見器でウソを見抜けるといっても
限られた制約条件の下であり、相も変らず、詐欺にだまされる人は後を断たない。

お二人の経歴を見ると、鳩山民主党代表と内館牧子女史は、恐らく、すばらしく頭脳明晰で
あるという点で、目付き以上に類似しているように思われた。私は頭が悪く、従って愚か者
だが、頭脳明晰な人を厭うわけではない。今回、鳩山代表が自己を全面にだすか?否か?
頭脳明晰な指導力でリーダシップを発揮する政治家のお手本となれるか?如何なものか。    
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