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8.30衆院総選挙と再帰性② [社会]

前回2009.08.16のブログでは某週刊誌の8.30衆議院総選挙アンケート結果に関して触れた。
今朝の某大新聞でも似たようなアンケート調査をして各選挙区の予想をしていた。週刊誌の
小選挙区ほぼ全議席民主党に比べ自民党:100議席前後で、民主党:約300議席と予想。

今回の某大新聞と前回の週刊誌のアンケート結果を比較しながら総選挙の結果を占ってみた。
さてアンケートの調査対象者は、1選挙区当り 前回、100人 今回は良くわからない。今回の
調査方法では、昨年秋から継続して調査しているとの事。回答目標数が各選挙区で350人に
なるように調査を続けて、回答者総数(目標10万5千)10万9千人強、回答率:51.2%という。
統計的な(即ち合理的な)意味のあるデータなのか疑わしいが、占星術などと同様に、過去の
データと照合して今までそれなりに占いが当たっていたのは、母集団の均質性の故であろう。

選挙や政治にはド素人の私が、急にこの種のいかがわしいアンケート調査に興味を持ったのは
再帰性現象の説明になるのではないかと思ったからだ。この種の統計的には余り意味の
なさそうなデータでも過去の調査データと選挙結果データとの関係を利用して、
その延長線上で予測が当たるならば、ある種の再帰的な現象は起こっていない。
今回の予測と選挙結果が相当に相違した場合、従来と異なる再帰的現象あるいはサンプリングの問題である。ならば、“今回の予測と選挙結果が相当に相違した場合”、とはどういう場合?
それは某大新聞の誤差を含む予測を超え、小選挙区で自民が150議席以上を獲得した場合だ。

もう一つの再帰現象の見方は、自民・公明の全議席数が過半数(240議席)割れの場合である。
自民党の小選挙区議席150以上で現与党の過半数割れの場合、二重の意味で再帰性の現象が起こっていることになる。1つは均質性、或いは集団性に対する決別という意味で、過去のデータにそぐわない。2つ目は、従来の延長線上にない国民の怒り、あるいは過去との断絶願望。

第1の再帰性は、均質性・集団性から既に決別しているなら起こらないだろう。
第2の再帰現象が起こるとすれば、それは小泉政権後の、安倍、福田、麻生の三総理に対する
感情的拒否反応ではないか?そして、その感情は小泉元首相の問題というところまで遡った。
世襲制廃止論議などもこの流れの中で起こった。この論議はまさしく過去との断絶願望から
生れたものだと思う。それは見果てぬ夢?アメリカの禁酒政策のようなものか。如何なものか。
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