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民主党の今後 [社会]

代表選挙が行われて、小沢代表から鳩山代表に交代し、麻生人気が低下した。
それが鳩山代表の人気かと思ったら、鳩山代表よりも岡田さんの方が更に人気が高いという。
それでも麻生首相より鳩山代表を、次期首相にと思っている国民の思惑は、自民党のあり方、
麻生首相の金融危機を理由にした既得権者へのバラマキに飽き足りないということだろう。

岡田氏が、鳩山代表よりも党員や国民に人気がある理由はなんだろうか?
単純化すれば、小沢前代表の政治献金に絡む問題に対して、妥協的な鳩山と冷静な岡田
という構図がその理由だ。すなわち、国民は小沢の豪腕を毛嫌いしているということになる。
この岡田の態度を、ある人が、そんな事では政治闘争を勝ち抜けないから、リーダとしての
資質に欠けると非難している。日本の検察が、後進国に多いこの種の「政治謀略」を仕組んだ
かも知れないとして、民主党が検察と戦うべし、という意見は、尤も!と思うかもしれない。
しかしチョッと待て!日本はこの種の「政治謀略」を仕組む後進国並みの国なのか?

既に主張しているごとく、私は岡田氏に賛成である。すなわち、党員や国民の意見と同じ。
この程度の献金疑惑をいちいち民主主義の根幹に遡って疑わなければならないというなら
確かに後進国並みである。しかし多くの国民や民主党員は、そうなって欲しくないのである。
説明責任を果たしもしないで、検察を疑う小沢前代表の態度に、後進国並みの権力者の姿を
見たのである。小沢前代表は、政治資金規正法の基本理念の第二条2に、“政治団体は
その責任を自覚しその政治資金の収受に当たっては卑しくも国民の疑惑を招く事のない様に
この法律に基づいて公明正大に行わなければならない。”というくだりを単なる美辞麗句と
思っているのだろうか?後進国の権力者ならその通りだろう。しかし日本に相応しいか?

現代の国民やそして心ある党員は、謀略に明け暮れる権力闘争を望んでいない。
民主主義の根幹を守り、長期的なビジョンをもって、政党内や政党間でよく議論して
より多くの国民の幸せを後押しする政治を期待しているのだ。
現実というのが、ドロドロしている事など、まともな日本人ならば誰でも弁えている。
政治家も人間である以上、思い違い、勘違い、ドロドロや失敗もあるだろう。完璧な人間等
ありえない。だが国民は、政治家に一般人よりも少しだけ“志”が高いことを期待している。
それが衣食足って礼節を知る先進国の政治家が忘れてならない事ではないか?如何なものか。

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