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金融危機 [物語]

今日は早朝割引を利用するためにゴルフ練習に行った。天気もよく汗をかいた。
そして気持ちよく午後は仕事に向かった。そこで重大なことに気付いたのである。
昨日、少し見たNHKスペシャル 「マネー資本主義 第1回 “暴走”はなぜ止められなかった
のか ~アメリカ投資銀行の興亡~」 すなわち金融危機と石油価格との関係である。

ソロスの原著名 “金融市場のニューパラダイム” を 「ソロスは警告する」 と訳した意味、
ソロスが2008年春に上梓した意味が分ったような気がするのである。
ソロスは、NHKスペシャルで報じられたように、新合成金融商品の問題を指摘しながら
実物経済に与える影響を直視していないと、警告している。

これは、明らかに2008年時点で、「ソロスは警告する」 を出版して社会にその過ちを警告する
必要があったということである。そして私が気付いたのは、今もそのことがまだはっきりと
理解されていない、理解すべき人々が理解していない状況が続いているということである。
油価が、2008年7月に史上最高値をつけた後、リーマンブラザーズ破綻と信用収縮のために
1/4以下に暴落した後、上昇相場に転換したこと、日本のガソリン価格などがその証拠?
次期大統領に期待するとソロスは書いているが、オバマ政権がいくら頑張っても、みんなが
現実を直視しなければ、結局、均衡理論を信奉するのではなかろうか?

Buckminsterfuller.jpg2004年の中国石炭生産トラブルで一時的に需給が逼迫した後には、在庫
がダブついたにもかかわらず経済学の法則に反して騰勢が続いた。石油
資源量は依然として増加の余地がありピークオイルはどんどん先送りされ
ているのに、不安感をあおったために高騰したという。この現象は、正に
金融危機を引起こしたバブル現象で、石油先物市場で投機資金の大きな
介入を招いた。米国の建築家・思想家のバックミンスター・フラーは
「成長の限界」とか「資源欠乏」という言説は、恐怖や不安によって人々を
コントロールする政治的戦術であると共に、人間の創造的能力を
過小評価する悪しき政策である、と早くから指摘していたというではないか。
(写真はリチャード・バックミンスター・フラー(1895―1983))

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