SSブログ

民主主義の根幹 [社会]

今朝のテレビ朝日・スーパーモーニングを見ていたら、また小沢代表問題が取上げられた。
もうアキアキしたからチャンネルを変えようと思ったら、“民主主義の根幹を揺るがす” 等と
穏やかならざる言葉を耳にして、暫らく目を離すことができなかった。 後から考えれば
これがTV局の狙いで、まんまとその罠に嵌ったという訳だが、感じた事を書きとめたい。

話の骨子は公設第1秘書逮捕が、“民主主義の根幹を揺るがす” 検察の横暴、という話だ。
積極的発言者は、原口一博・民主党衆院議員、山口一臣、大谷昭宏の両コメンテータの三人。
三人に論拠の違いや温度差が有りそうだったので、彼らの発言背景をネットで少し調べた。

原口は、政治資金規正法を正しく運用することが 「民主主義の基礎」 だと言いたいらしい。
本人ブログ・2009/03/20(Fri)に、法の目的、基本理念と共に、自論を披瀝していた。
ブログに示された、政治資金規正法の基本理念 第二条 2に、“政治団体はその責任を自覚し
その政治資金の収受に当たってはいやしくも国民の疑惑を招くことのないように、この法律に
基づいて公明正大に行わなければならない。” とあるが? 西松建設は本来してはならない
個人への企業献金を、ダミー組織を介して、個人献金に見せかけていた事を認めている。 
その行為が、仮に何らかの陰謀であったとしても、規正法の基本理念に背いている事は明白。
検察が事件に関与したとされる公設第一秘書を取調べ逮捕したことは “民主主義” を守り
こそすれ “民主主義の根幹を揺るがす” 等とは、まったく意味が良くわからない。

山口一臣は、“裁判員制度” という観点から、検察の行為を行き過ぎと判断して、そのような
行為が、“裁判員制度” を失敗させ、“民主主義の根幹を揺るがす” という説のようだ。
随分と、先走った取り越し苦労と言わざるを得ない。 私も “裁判員制度” には多くの不安を
感じている一人であるが、日本という組織が成長していくためには何時かは渡らなければ
ならない橋である。 やると決めれば失敗を恐れず、実施途上で “負け犬” にならず、
失敗経験をも活かして達磨さんの 「七転び八起き」 の精神で、強くなっていくしかないのだ。

紙数は尽きたので大谷批判は省略したい。 
ただ一言だけ、左翼的プロパガンダならば、過激なものでも許されるのか? ということだ。
左翼革命が正しかった時代はとっくに過ぎた。 話合いの時代ではないか? 如何なものか。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。