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官僚天下反対 [社会]

tnr0902231401020-p2.jpg映画「おくりびと」が日本アカデミー賞10冠達成に次ぎ
第81回米アカデミー賞の外国語映画賞を受賞した。
写真は(左から)滝田洋二郎監督と本木雅弘、余貴美子、
広末涼子=ロサンゼルス(AP)
堅い話の前に、少し華やいだ話題を添えた次第である。
明日には、再上映しているのを見に行くつもりだ。

さて、今朝の新聞一面のコラムに「優秀な人材が公務員にならず、官僚が生甲斐をなくしたら
困るのは国民である」と出ていた。 そうだ!そうだ!と諸手を打って賛成だろうか?
確かに官僚が優秀である事を否定はしない。しかし明治時代ではあるまいし、いつまでも
“官尊民卑”でもあるまいに。 立派な官僚が居た時代にどれだけいかがわしい官有地の
払い下げをした事か! 「かんぽの宿」売却問題でもめているが、それを小泉改革の問題と
するのは、なんとも解せない。 議論のすり替えではないか?

そこで、「かんぽの宿」売却問題が、官僚体制派による巻き返しと解釈すれば分りやすい。
竹中平蔵元総務相は、「売却問題は日本郵政の西川善文社長の責任問題に発展する可能性が
ある。・・・郵政は“伏魔殿”だ。西川氏が辞任したら、総務省の官僚OBが社長になり その途端
4分社化は見直され、郵政民営化は終わる。」と発言している。

100年に一度とかの金融危機を千載一遇のチャンスとして、官僚天下復活の兆しは濃厚だ。
多様性の問題は自己の心の奥深くに仕舞い込み、「多様性を認めた世界の秩序化」の問題は、
お上に棚上げして、既得権維持のために官僚体制に擦寄るやから達が、官僚天下を何とか復活
させようと足掻いているように見える。官僚天下を望んでいるのは、官僚だけではない。
多くの既得権者がその影には居る。官僚と、既得権者とは一体である。

官僚天下反対の理由は、官僚と既得権者との癒着による高度なテクニックを駆使した税金の
私物化が、暴かれることなく存続し続けるからである。私物化された税金の再配分は、官僚と
既得権者によって恣意的に行われる。税金の再配分を適正に行うためには、官僚と既得権者と
の癒着体質を改善する事が大事なのだ。 如何なものか。

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コメント 2

てれ

 まだそんなこといって、市場原理主義・新自由主義の小泉構造改革を懐かしがっている。
by てれ (2009-02-23 21:27) 

moto

竹中平蔵氏の意見が正しいと証明する結果にはならないでしょうね。
此処まで言われてしまっては、西川社長を首にして官僚OBを後継にできない
でようからね。 再帰性というやつです。
でも万一にでも平蔵氏の言うようになったとすればお見通し!ではないか?
これからの推移が楽しみです。
by moto (2009-02-23 23:56) 

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