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「だんだん」第20週 [大家族]

昨日はKotoの“ランドセル贈呈式”だった。
午後、妻がKotoを会社に送っていき、娘に引き渡した後、式典が2時間、数百人の児童に
社長自ら一人一人に手渡ししたとの事。両親は後部保護者席で、子供たちとは離れていた。
最近の子供は自立していると感心! 環境問題なども織り込んだプロジェクターによる
社長の講演に、児童たちは機敏に反応したという。社員家族の知的レベルの高さを感じた。

式の後は、親の同僚がKotoに会いたいというので職場に連れて行った。
いろんな大人との対話を楽しむと共に、親の職場を物珍しそうに色々チェックしたらしい。
児童のご両親達にとって素晴らしい記念日だったことは間違いないが、児童たちにもまた
素晴らしい思い出になったことと思う。是非そうあって欲しいものである。

さてNHKテレビ小説「だんだん」も、今週で80%を消化、やっと収束局面になってきた。
忠(吉田栄作)と嘉子(鈴木砂羽)、真喜子(石田ひかり)の三角関係の縺れも、やっと
解けてきたようである。 忠が嘉子に「何でもさらけだしゃいいもんじゃねえが!」という
場面があったが、嘉子は常に耐えていたのであり、何でもさらけ出したのではない。
のぞみ(三倉佳奈)は、夢花として“花むら”に戻り、京地唄舞い「黒髪」を舞う。
病院から戻ってきた久乃(藤村志保)の枯れた芝居が光っていた。

久乃は、「あんたも苦労しはったんやろな!舞は心の鏡やと思います。どんな迷いも哀しみも
芸の肥やしにしてはる。あんたの舞には、それがよう見えましたえ。夢花 お帰り。」 と、
夢花が祇園を出て行ってから2年半の月日を越え、恩讐を超えて、夢花を迎えた。

夢花の挑戦も、忠、嘉子、真喜子の問題も、事なかれで生きていくやりかたもあるが、
それは多様な生き方を認めない考え方である。 夢花の妹分の花香も不器用な生き方だ。 
夢花が芸妓になることに挫折したことが障害になっている。要領よく器用にまとめない。
この物語の作者・森脇京子は、要領の悪い不器用な生き方にも、輝くスポットライトを
当てたいのだと思う。 そう、多様な生き方を認めたいということだ。
多様な社会の秩序化は、皆が多様性を認める事から創めなければならない。 如何なものか。

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コメント 2

和久

isimotoさん
お孫さんのkotoチャン、小学校1年生なのですね。おめでとうございます。
S社社員の小学校入学時に、社長からランドセルがプレゼントされる慣習は素晴らしいしきたりですね。

「おくりびと」へのコメント、早々にありがとうございます。
絶対お薦めです。
by 和久 (2009-02-21 21:52) 

moto

和久さん
Kotoのこと、ありがとうございます。
ランドセル贈呈式は、中止という話も出ているようですね。
でも、ランドセル贈呈という先人の志を継ぐ適切な案がなかなかないのでしょうか。
継続するにしても、再度、先人の志を噛みしめたいですね。

「おくりびと」 楽しみにしています。
by moto (2009-02-22 13:07) 

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